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2017年 6月 23日号

     
 

食中毒週刊

 

ネットニュース

 
 

2017年6月23日号

 

編集発行:笹井 勉

 

食品衛生アドバイザー

 

(元墨田区食品衛生監視員)

 
 

*このニュースは版権をクリアしているものでありませんので、個人用として使用してください

 

【注意】:2017年6月23日までにネット上等で食中毒や食の安全に関する情報で発表のあったものを個人的にまとめて編集したものです。見出しは編集してあります。版権をクリアしたものではありません。食の安全、調理従事者の衛生教育用(朝礼など)に使うことを目的にしていますので、事例を参考に「食中毒事故防止」や「食の安全な取り扱い」に役立ていただければ幸いです。

不都合な掲載があった場合はこちらsa19452004@yahoo.co.jpに連絡していただければただちに削除します。

トピックス

★除菌効果が高い「手洗い」のポイントは「水温」よりも洗浄時間と確実性・丁寧さ!

health press2017.06.17

http://healthpress.jp/2017/06/post-3057.html

 米ラトガース大学(ニュージャージー)のDonald Schaffner氏らは、「手洗いの効果は、水温ではなく、十分な時間をかけることの方が重要である」と『Journal of Food Protection6月号に発表した(「HealthDay News61日)。

 発表によれば、Schaffner氏らは、ボランティア20人を対象に6カ月間にわたって数回の洗浄試験を実施。対象者の手を高濃度の無害な細菌で汚染させた後、15℃25℃38℃の水で手洗いしてもらった。

 その結果、細菌を取り除く効果は、「冷水」と「温水」に変化は見られなかった。「10秒以上」手を洗えば、著明に細菌を除去できたことから、水温よりも十分な時間をかけて石鹸で手洗いする重要性が判明した。

水温よりも洗浄の実時間と確実性・丁寧さ

 つまり、手洗いをする時は、殺菌のために熱湯を使う必要はなく、手指の衛生維持の優先ポイントは、水温よりも、洗浄の実時間と確実性・丁寧さであると分かった。

 今回の結果は、食品を扱う施設に対して手洗いに38℃の水を使うように推奨するFDA(米国食品医薬品局)のガイドラインに反している。

 Schaffner氏は「この知見は食品サービス業界に対するFDAのガイドラインに変更を迫るものだ。温度要件を定めるのではなく、快適な水温にすべきだ。不必要に水を熱するのはエネルギーの無駄になる。冷水を使えば温水よりも光熱費を節約できる」と説明している。

 ただ、細菌の除去効果は、石鹸の使用量に関係しなかったため、細菌を除去するのに最適な石鹸の量や種類を正確に決定するためには追加研究が必要になるという。

慌てずゆっくり、しっかり丁寧に、時間を惜しまず、痒い所に手が届くように

 このような手洗い効果の先行研究には、名古屋文理短期大学の『手洗いの細菌学的考察』がある(名古屋文理短期大学 紀要第25ci.nii.ac.jp/naid/110000473089)。

 食品を取り扱う施設の衛生的手洗いは、公益社団法人日本食品衛生協会『衛生的な手洗いについて』が詳しい。

 『衛生的な手洗いについて』によれば、食品衛生は手洗いに始まり、手洗い終わるので、食中毒の防止のために手洗いの励行を奨めている。病原微生物の汚染経路は、食品そのものの汚染、食品の製造、加工、調理に使用する器具・器材からの汚染、人の手からの汚染がある。衛生的な手洗いは付着した病原微生物を物理的に洗い流し、除去することだが、常在菌まで取り除く過度な手洗いは不要としている。

 手洗いレベルと汚れ、常在菌との関係について、文部科学省『学校給食調理場における手洗いマニュア』は、手を洗う前に爪を短く切りそろえる、腕時計や指輪などの装身具を外す、マニキュアをとる、手指に傷がないかを確認する点を指摘している。

 また、日常的な手洗いについて、公益社団法人日本食品衛生協会『手洗いマニュアル』によれば、以下の手洗い手順を推奨している。誰でも知っている常識的な手順だが、徹底していない人、習慣化していない人が少なくないかもしれない。

●衛生的な手洗い手順

 ①流水で手を洗う  洗浄剤を手に取る  手のひら、指の腹面を洗う  手の甲、指の背を洗う

 ⑤指の間(側面)、股(付け根)を洗う  親指と親指の付け根のふくらんだ部分を洗う  指先を洗う

 ⑧手首を洗う(内側、側面、外側)  洗浄剤を十分な流水でよく洗い流す(〜⑨を繰り返せばさらに効果がある)

 ⑩手をふき、よく乾燥させる (タオルの共用はしない、タオルはいつも衛生的に)

 また、アルコール消毒は、爪下、爪周辺に直接かけた後、手指全体によく馴染むように擦り込む。その他、爪ブラシは不衛生な取扱いによって細菌が増殖しやすく、二次汚染の原因になる場合があるので、十分な数の爪ブラシを揃え、適宜消毒することが必要だ。

 さて、手八丁、口八丁は威勢がいいが、人の手は、食中毒を引き起す病原微生物の運び屋だから、手洗いの手抜きだけは慎みたい。

 調理前、食事前、帰宅後、トイレの後。慌てずゆっくり、しっかり丁寧に、時間を惜しまず、痒い所に手が届くように!梅雨から初夏に向かうこの時節。何よりも体調管理を忘れずに!.

1 食中毒

ノロウイルス (生カキや感染した調理人の手指等からの汚染が原因に)

東京都:文京区の飲食店で食中毒 ノロウイルス

【文京区公表平成29621日】

http://www.city.bunkyo.lg.jp/hoken/seikatsueisei/syokuhin/kouhyou/tyuudoku.html

飲食店営業施設などに対する不利益処分

被処分者業種等  飲食店営業

施設の名称及び営業者氏名等  とん吉  八坂幾雄

施設所在地等  文京区小石川一丁目2510

適用条項  食品衛生法第6条、50条及び51

不利益処分を行った理由  食中毒の発生

不利益処分等の内容  営業停止並びに施設及び取扱改善命令

(停止期間:平成29621日から同月26日まで)

備考

原因食品:610日に当該施設で調理提供された食事

病因物質:ノロウイルスGⅡ

平成29620日営業自粛

★三重県:飲食店の仕出し弁当で14人が食中毒 ノロウイルス

【朝日新聞2017620日】

 県は19日、大台町新田の飲食店「はやしこうぼう」の仕出し弁当を10日に食べた10〜80代の男女14人が下痢や腹痛などの症状を訴えたと発表した。店長と従業員の2人を含む11人の便からノロウイルスを検出したため、食中毒と断定。19日付で営業禁止処分とした。全員快方に向かっているという。

 食品安全課は、店長か従業員のどちらかが感染した状態で調理したことが原因とみている。「ノロウイルスは風邪に似た症状で気づきにくい。感染力が強いため、トイレの後はしっかり手を洗って予防してほしい」と呼びかけている。

三重県報道発表平成29年6月19日(月) 17時30分(抜粋)

食中毒の発生について(平成29619日)

1 概要

 平成29年6月14日(水)15時頃、松阪保健所へ、多気郡内の飲食店が提供した仕出し弁当を喫食した人のうち複数名が吐気、下痢、腹痛等の食中毒様症状を呈している旨の連絡がありました。

 松阪保健所が調査したところ、6月10日(土)に提供された当該弁当を喫食した25名中14名が同様の症状を呈していることが判明しました。なお、当該施設は当日、当該グループ以外には食事を提供していません。

 同保健所は、当該グループに共通の食事が他にないこと、複数の有症者及び当該施設の従業員の便からノロウイルスが検出されたこと、有症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、同施設の提供した食事が原因の食中毒と断定し、本日付けで営業禁止処分としました。

 なお、患者は全員快方に向かっています。

2 発病状況

1)喫食者 25名中 有症者数 14名

2)有症者の年齢構成()

3)有症者 最低年齢(18歳、女) 最高年齢(83歳、男)

4)主な症状 吐気、下痢(1回~4回)、腹痛、倦怠感

5)発病日時 平成29年6月11日(日)20時00分から6月14日(水)5時00分

3 原因施設

所在地 三重県多気郡大台町新田326-3

屋 号 はやしこうぼう  営業者 林 英治(はやし ひでじ)

業 種 飲食店営業(業態:仕出し屋、弁当屋)

4 原因食事

1)平成29年6月10日に提供された弁当

2)主なメニュー:ブリ照り焼き、エビフライ、エビ(焼き物)、卵焼き、煮しめ、煮豆、きんぴら、酢の物、蛸の唐揚げ、刺身、スイカ、寒天、ご飯  ※ 原因食品は現在調査中です。

5 原因物質  ノロウイルスGⅡ

★奈良県:奈良市の飲食店で15人が食中毒 ノロウイルス

【朝日新聞2017620日】

奈良市保健所は19日、同市春日野町の「夢風ひろば」内にある飲食店「テンテンカフェ」で食事をした10〜39歳の男女15人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えた。このうち3人と調理者4人の便からノロウイルスを検出し、市保健所は食中毒と断定。同日から2日間の営業停止処分とした。店は15日から営業を自粛している。市保健所によると、15人は11日にオムライスやカレーライスなどを食べた。全員快方に向かっている。

奈良県公表2017619

発症日時:612日(月曜日)午前7時(初発)

 喫食者数:20

 有症者数:15

 原因食品:611日(日曜日)の昼食に提供された食事

 病因物質:ノロウイルスGⅡ

 原因施設:TEN. TEN. CAFE(奈良市)発生日 612日  飲食店

サルモネラ属菌食中毒(食肉や鶏卵などが原因)

該当する記事は見つかりませんでした。

カンピロバクター食中毒(鶏肉の生食、沢水、未殺菌井戸水が原因)

★江戸川区:しちりん炭火焼の店で中学生ら32人食中毒 カンピロバクター

【産経新聞2017621 20:14配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00000556-san-soci

 東京都は21日、江戸川区の飲食店「しちりん炭火焼 鉄人 西葛西店」で食事をした中学生31人と男児(4)の計32人が発熱や腹痛などの食中毒症状を訴え、6人の便から食中毒菌カンピロバクターが検出されたと発表した。このうち中学生1人が入院をしたが、いずれも回復傾向にあるという。

  都によると、同区内の中学校の生徒や家族計66人が12日夜、同店で七輪で焼いた鶏肉などを食べ、うち32人が13~18日に発症。江戸川区教育委員会から同区保健所に連絡があった。区は21日から同店を6日間の営業停止処分とした。

東京都報道発表平成29621日 福祉保健局(抜粋)

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/hodo/saishin/pressshokuhin170621.html

食中毒の発生について~江戸川区内の飲食店で発生した食中毒~

【探知】

 616日(金)午前1130分、江戸川区教育委員会事務局から江戸川区江戸川保健所に「616日(金)に、江戸川区内中学校の生徒約12名が、発熱、腹痛等の症状で欠席している。生徒によると、612日(月)に江戸川区内の飲食店を利用したとのことであった。」旨、連絡があった。

【調査結果】

 江戸川区江戸川保健所は、探知後ただちに感染症と食中毒の両面から調査を開始した。

・ 患者は612日(月)午後530分から午後10時にかけて、当該飲食店で提供された食事を喫食した4グループ66名のうちの32名で、13日(火)午前8時から18日(日)午後9時にかけて、発熱、腹痛等の症状を呈していた。

・ 患者全員に共通する行動はなく、患者全員に共通する食事は当該飲食店が提供した食事以外になかった。

また、3グループ63名中61名は同じ中学校に通学しており、給食を喫食していたが、当該グループ以外の欠席者に同様の症状を呈している者はいなかった。

・ 患者6名のふん便からカンピロバクターを検出した。

【決定】

 621日(水)、江戸川区江戸川保健所は、以下の理由により、本件を当該飲食店が提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

・ 患者の共通食は当該飲食店が提供した食事の他にはない。・ 患者のふん便からカンピロバクターを検出し、患者の症状がカンピロバクターによるものと一致していた。・ 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

【措置】   当該飲食店の営業者は620日(火)から営業を自粛しており、江戸川区は、本日から6日間の営業停止の処分を行った。

発症関係

発症日時 613日午前8時から同月18日午後9時まで

症状 発熱、腹痛等   発症場所 自宅、学校等

患者数 患者総数 32

原因食品 当該飲食店が提供した食事

病因物質 カンピロバクター

原因施設

屋号  しちりん炭火焼 鉄人 西葛西店  業種  飲食店営業

営業者  株式会社パッションアンドクリエイト  代表取締役  豊島 堅太(とよしま けんた)

営業所所在地  東京都江戸川区西葛西五丁目36号 嘉ビル2F         

営業者所在地  東京都新宿区新宿二丁目311号 

[備考]

メニュー

【鳥人コース】

鶏肉:鶏正肉(胸肉)、もも肉、鶏の味噌漬け焼、とり皮、ももニンニク醤油、なんこつ、ぼんじり、鶏ささみ、鶏カルビ、鶏レバー、鶏ハツ、鶏ハツもと、コリコリ砂肝

豚肉:豚カルビ、気管、のどナンコツ、かしら、トントロ、シロ

野菜:たまねぎ、にんにくオイル揚げ、長ねぎ、なす、ピーマン、ししとう

ごはん、わかめスープ、ドリンク

江戸川区公表平成29年6月22日

業種等  飲食店営業

施設名称  しちりん炭火焼鉄人西葛店

施設 所在地  東京都江戸川区西葛五丁目3番6号 嘉ビル2F

営業者氏名他  株式会社 パッションアドクリエイト 代表取締役 代表取締役 豊島 堅太

主な適用条項  食品衛生法第6条

不利益処分等を行った理由  食中毒の発生の発生

不利益処分等の内容  営業停止(6日間)並びに施設及び取扱改善命令

食中毒の原因  カンピロバクター

備考  患者数32名

★大阪市:北区の飲食店で4人が食中毒 カンピロバクター

【大阪市公表2017623日】

施設名称  笑吉

施設所在地  大阪市北区曽根崎2丁目1622号 

業種  飲食店営業

営業者  株式会社笑吉 代表取締役 辻 敬太

行政処分等の理由  食品衛生法第6条第3号違反(食中毒の発生)

行政処分等の内容  営業停止1日間

備考

【病因物質】カンピロバクター

【原因食品】(一品料理)(詳細については調査中)

【有症者】 4

★大阪市:旭区の飲食店で10人が食中毒 カンピロバクター

【大阪市公表2017621日】

食品衛生法違反者の公表について

施設名称 旬鮮粋処 かくれ

施設所在地  大阪市旭区大宮1丁目1425

業種  飲食店営業

営業者  松谷 保幸

行政処分等の理由  食品衛生法第6条第3号違反(食中毒の発生)

行政処分等の内容  営業停止2日間

備考

【病因物質】カンピロバクター

【原因食品】(コース料理)(詳細については調査中)

【有症者】 10

★千代田区:飲食店、加熱不十分な鶏肉料理で食中毒 カンピロバクター

【東京都千代田区公表2017615日】

営業者の氏名(法人の場合は法人番号、名称、代表者名および所在地)

有限会社 アスタリスク  取締役 米吉 竜児

東京都千代田区平河町一丁目811

施設の名称および所在地  (名称) 南州酒場てげてげ

(所在地) 東京都千代田区平河町一丁目38号 平河町プラザ1

業種   飲食店営業

処分等の対象となった違反食品等

531日および61日に提供された加熱不十分な鶏肉料理を含む食事

処分等を行った理由   食中毒の発生

処分の内容  営業停止命令(平成29615日から平成29621日までの7日間)

施設改善命令  取扱改善命令

処分等を行った措置状況

 発症者のふん便から、カンピロバクターが検出されています。

黄色ブドウ菌(手指の傷などについて、弁当やおにぎりなどで起きます)

該当する記事は見つかりませんでした。

ウエルシュ菌(加熱済みの食品の前日調理などで起きます。給食病と言われています)

該当する記事は見つかりませんでした。

セレウス菌(加熱済みご飯やパスタなどで起きます)

該当する記事は見つかりませんでした。

化学物資による食中毒(魚のヒスタミンや洗浄剤の誤飲など)

該当する記事は見つかりませんでした。

寄生虫による食中毒(魚介類のアニサキスやクドアなど、動物の肉)

★東京都:小金井市のスーパーで1人が食中毒 寄生虫(アニサキス)

【東京都公表2017620(抜粋)

 業種等 魚介類販売業

 施設の名称及び営業者氏名等 (施設の名称)

 イトーヨーカドー武蔵小金井店 鮮魚作業場

 (営業者氏名) 株式会社イトーヨーカ堂

 東京都千代田区二番町8番地8

 (代表取締役) 三枝 富博

 施設所在地等 東京都小金井市本町六丁目149

 主な適用条項 6条違反により、第55条を適用

 不利益処分等を行った理由 食中毒

 不利益処分等の内容 営業停止命令(620日)

 備考 (620日現在の状況)

 原因食品:612日に当該施設で加工し販売された「あじ お造り」

 病因物質:アニサキス

 613日から患者1名が胃痛等を発症

★東京都:港区の飲食店でゴマサバ盛りで食中毒 寄生虫(アニサキス)

【港区公表平成29615(抜粋)

業種等  飲食店営業

施設の名称 大乃  

施設の所在地 東京都港区芝五丁目331号森永プラザビル地下1

営業者氏名および営業者住所等

 営業者氏名 有限会社オフィス・サーティー 取締役 大野 雄次

 営業者住所 神奈川県横浜市港北区新吉田町5630番地5

不利益処分等を行った理由  食中毒の発生

 原因食品 61日に提供されたごまさば盛り

原因物質 アニサキス

不利益処分等の内容

平成29615日(1日間)の営業停止命令及び取扱改善命令

備考  公表時の患者数:1

アニサキスは海産哺乳動物を終宿主とする寄生虫です。サバ、イワシ、アジ、サンマ、スルメイカなどの魚介類には幼虫のままで寄生します。アニサキス症はアニサキスが寄生した魚介類を生食することにより感染し、多くが8時間以内に激しい腹痛や吐き気、嘔吐などの症状を引き起こします。アニサキスは酢やわさび、しょうゆでは死にませんが、マイナス20℃24時間以上の冷凍または加熱により食中毒を防ぐことができます。

★宮城県:丸森の公園施設で海鮮丼を食べ1人が食中毒 寄生虫(アニサキス)

【河北新報2017618日】

 宮城県は17日、丸森町の不動尊公園内にある「自然ゆうゆう館 天水舎」で、15日に海鮮丼を食べた女性(76)が胃痛などの食中毒症状を訴え、胃から寄生虫のアニサキスが検出されたと発表した。女性は快方に向かっている。同施設は町観光物産振興公社が運営しており、県は17日の1日間、営業停止とした。

★福島県:スーパーのカツオの刺身で1人が食中毒 寄生虫(アニサキス)

【朝日新聞20170616日】

 県は15日、13日に会津若松市のスーパー「アピタ会津若松店」で購入したカツオの刺し身を食べた50代女性が寄生虫アニサキスによる食中毒にかかったと発表した。女性は快復したという。県は同店の鮮魚部門を15日のみ営業停止処分にした。

 県食品生活衛生課によると、女性は13日にカツオを柵で購入し、家族とともに食べたという。アニサキスによる食中毒は今年5人目でいずれも会津地方で発生している。

植物性自然毒食中毒(キノコや山野草などの中毒)

★食用そっくり有毒植物、10年11人死亡 見分けつく?

【朝日新聞20176211102分】

http://www.asahi.com/articles/ASK6141F9K61ULBJ009.html

 毒性がある植物を誤って食べて食中毒になり、死亡するケースが後を絶たない。昨年までの10年で11人が死亡し、今年も1人が亡くなった。専門家は、食用に似た有毒植物の特徴を知り、採らないでと注意を呼びかけている。

 厚生労働省などによると、11人のうち6人の原因はイヌサフラン。今年5月に亡くなった80代の女性も、この植物を北海道の富良野保健所管内で口にしたという。薄紫やピンクの花が咲くイヌサフランは有毒成分を含み、食後2~12時間で腹痛や下痢の症状が出る。重症化すると、白血球や血小板が減り、死に至ることもある。

 葉の形が似ているため、ギョウジャニンニクと間違われやすい。イヌサフランにはニンニクのようなにおいがない。

 死者3人と次に多いのがトリカブト。神経系に作用する毒性成分を含む。食後10~20分で唇や舌がしびれ、次第に手足のしびれや吐き気が起きる。不整脈や呼吸不全を起こす危険もある。ニリンソウと同じ場所に生えることがあり、間違われやすい。ニリンソウは春に白い花が、トリカブトは秋に主に紫の花が咲く。

 軽いものも含めて食中毒の報告数が44件179人と最も多いのが、ニラに間違われやすいスイセンだ。食後30分以内で吐き気や嘔吐(おうと)などに襲われることがある。ニラは独特のにおいが葉にあるが、スイセンの葉ににおいはない。

 国立医薬品食品衛生研究所安全情報部第三室の登田美桜(とだみおう)・室長は「最近はスイセンやイヌサフランなど園芸植物による食中毒が多い。同じ家庭菜園で植えて、交じってしまった例もある。一緒に植えず、確実に食用とわかる物以外は食べないほうがいい」と話している。(福地慶太郎)

.動物性自然毒食中毒(フグ中毒や貝毒など)

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病因物質調査中事件

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2 感染性胃腸炎情報(食中毒に直結するノロウイルスやロタウイルス、夏場は腸管出血性大腸菌など、及びその他の集団感染情報です)

★小学校における感染性胃腸炎(疑い)の集団発生について

【北九州市報道発表資料 2017616(抜粋)

市内において、感染性胃腸炎(5類感染症)が疑われる集団発生がありましたので、北九州市感染症公表要領に基づきお知らせいたします。

1概要

平成29年6月16日(金)、若松区の小学校から北九州市保健所に、嘔吐・下痢症状を呈している患者の集団発生について報告があった。

2有症状者の発症状況27名(※ここでの有症状者の計上は、発症日から報告日までの新規発症者の累計)

内訳:児童27名(男性10名・女性17名)

★幼稚園で園児2人死亡 感染症示す結果得られず さらに調査

NHKNWESWEB2017617日】

川崎市の幼稚園の園児2人が発熱などの症状を訴えて相次いで死亡した問題で、国立感染症研究所の検査では、2人の血液から強い病原性があるウイルスなどによる感染症であることを示す結果は得られませんでした。市は、さらに詳しい調査を進めていて、結果が出るまでには2週間以上かかると見られます。

川崎市川崎区にある私立「大師幼稚園」に通う、いずれも4歳の園児2人が発熱などの症状を訴えて、自宅から病院に搬送され、今月6日と12日、相次いで死亡しました。

市は短期間に死亡が相次いだことから、感染症の可能性も否定できないとして、国立感染症研究所に依頼して血液中のウイルスや細菌の有無を調べた結果、16日、強い病原性があるウイルスや細菌による感染症であることを示す結果は得られなかったと明らかにしました。

市によりますと、2人の間で何らかのウイルスなどが感染した可能性は極めて低いと見られるということです。

また、この幼稚園では、ほかの園児に重い症状は確認されておらず、市立病院を受診した子どもたち、67人からも特異な病原体は見つかっていないということで、市は感染症が地域でまん延している可能性は低いとしています。

市は亡くなった2人の死因について、さらに詳しい調査を進めていて、結果が出るまでには2週間以上かかると見られます。

3 異物混入(異物混入は危険なものはもちろんですが、健康障害を起こさない事例でも経済的な損失をきたします)

★秋田県:秋田市の学校給食に陶器のかけら

【読売新聞2017620日】

 秋田市教育委員会は19日、市立仁井田小学校のこの日の給食で出されたみそ汁に、陶器のかけらが混入していたと発表した。児童が口に含んで気づいた。かけらは陶器の底が欠けたもので横8ミリ、縦3ミリ、厚さ1ミリだった。健康被害は確認されていない。

 市教委の担当者は「食器の丁寧な取り扱いと配膳時の確認について職員に周知する」としている。

 秋田市内では、市立土崎中学校の12日の給食で出された煮物に金属線が混入していた。

★秩父の保育所:給食にガラス片、 調理器具の一部、食材加工中に破損か

【埼玉新聞20176/20() 22:44配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170620-00010013-saitama-l11

 埼玉県秩父市は20日、同市永田町の市立永田保育所(黒沢芳江所長、児童数99人)で、児童76人と職員24人に提供した2歳児から5歳児向けの給食のうち、4歳児が食べた料理に異物が混入したと発表した。

  市によると、同日午前11時半ごろ、豆腐のまさご揚げの中から約1センチのガラス片1個を発見。調理場にある調理器具のフードプロセッサーの一部で、食材を加工中にガラス製の容器が破損したものと推測される。児童や職員への健康被害は確認されていない。

  破損したフードプロセッサーは廃棄し、21日は通常通りに給食を提供する。再発防止策として、調理過程ごとに調理器具の洗浄や点検を行い、異常の有無を確認していくという。

★岡山・瀬戸内で給食にまた異物 邑久小、金属片とプラスチック片

【山陽新聞2017616 22:19配信】

岡山県瀬戸内市教委は16日、邑久小(同市邑久町山田庄)の給食に金属片とプラスチック片が各1個混入していたと発表した。邑久学校給食調理場(同市邑久町尾張)で1592人分が作られ、6小中学校・幼稚園に配食されたが、健康被害の報告はない。

  市教委によると、金属片は長さ約4センチ、幅約6ミリで、ふりかけを入れた缶の中で1年の児童支援員が発見した。プラスチック片は透明の約5ミリ四方で、野菜の煮物に混入しており、4年男子が口に含んで異物に気付いた。

  金属片は配膳の際に使用するトングの一部と判明したが、プラスチック片は調理場に同様の素材がなく、混入経路は不明という。市教委は調理場で混入した可能性は低いと判断し、19日からも通常通り稼働させる。

  同市では15日も別の調理場で作った給食への金属片混入が発覚しており、柴崎伸次教育長は「相次ぐ異物混入で、ご心配とご迷惑をお掛けし、申し訳ない。点検を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。

★岐阜県:各務原の小学校給食で異物混入

CBCテレビ2017621 8:00配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00003136-cbcv-soci

 20日、岐阜県各務原市の小学校で出された給食に、長さ2センチほどの針金のような金属が混入していたことが分かりました。

  20日午後1時頃、各務原市立鵜沼第二小学校の4年生の女子児童が食べた給食の「けんちんうどん」から、長さおよそ2センチ、直径およそ1ミリの針金のような金属が見つかりました。

  各務原市によりますと、女子児童は金属を口の中に入れましたが、違和感を感じて吐き出しケガはなかったと言うことです。

  給食は市の学校給食センターが、この小学校も含め市内の11校分、5700食を調理。「けんちんうどん」は、給食センターで作った汁に市内の製麺業者が作った麺を入れて食べるようになっていますが、他に異物の混入は見つかっておらず、体調不良を訴える子どももいないと言うことです。

  金属が混入した経緯はまだ特定できておらず、市が詳しく調べています。

★佐賀市・昭栄中の給食に乾燥剤混入

【佐賀新聞20176221155分】

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/439870

■女子生徒が吐き気訴え

 佐賀市の昭栄中学校で、給食のみそ汁に乾燥剤の「シリカゲル」が混入していたことが21日、分かった。みそ汁を食べた女子生徒(14)が吐き気を訴え、翌日に市内の病院で検査を受けた。市学校教育課などが混入の原因を調べている。

 同課などによると、女子生徒は6日、みそ汁を食べていた際、約2ミリの丸い粒が20個ほど器に入っていることに気づいて担任に報告し、体調不良を訴えた。検査機関で後日、粒を分析したところシリカゲルと同じケイ素の成分が検出された。

 給食は弁当と汁物、牛乳がセットで、事前に申し込んだ生徒が利用する。1階の配膳室から担当の生徒が教室前の廊下まで運び、各生徒がそれぞれ取り出す。6日は全校生徒546人のうち、266人が利用した。女子生徒が取り出した際、その場所には4食が残っていて、みそ汁にはふたが閉められていた。

 他の器の給食から粒は確認されず、不調を訴える生徒もいなかった。同課は「一括調理する過程で混入したのなら、影響は他にも及んでいたはず」と話し、給食センターでの混入の可能性は低いとみている。

 全校生徒を対象にアンケート調査や聞き取りを実施したが、原因の特定につながる情報はなかった。堤賢二校長は「給食が入った器は自由に選ぶことができるため、特定の生徒に向けて故意に混入させたとは考えにくい」と述べ、引き続き混入経路を調べる一方、給食の管理を徹底する考えを示した。

★誤配や異物、給食ミス相次ぐ 京都・宇治市に危機感

【京都新聞2017616日】

宇治市の給食で相次いでいるミスやトラブル

 京都府宇治市の小学校や保育所で4月以降、食物アレルギー除去食の誤配など給食に絡むミスやトラブルが5件も相次いでいる。深刻な健康被害には至ってはいないが、市や市教育委員会は「大きな事故になりかねない」と危機感を強めている。

 最初に神明小(同市神明)で起こった。給食がスパゲティだった4月25日、小麦アレルギーの男児に麺入り、乳製品アレルギーの女児に粉チーズがかかったものを誤って配った。2人はのどが痛くなったり、呼吸が荒くなったりして一時入院。それぞれのアレルギー除去食の器に貼る名前入りシールを調理員が貼り間違えた。点検するはずの栄養士がチェックできなかったり、担任も見過ごした。

 5月11日には宇治保育所(同市宇治)で、牛乳アレルギーのある女児が牛乳を飲んで救急搬送された。今月13日には善法保育所(同)で、食物アレルギーのある男児に提供する代替食を別の園児のものと取り違えた。冷蔵庫の同じ棚で保管し、氏名の確認もできていなかったという。

 神明小が給食を提供する前の点検を3段階から4段階に増やすなど再発防止策は一定取られている。市や市教委はマニュアルの改定にも取り組む方針だ。

 一方、給食はほぼ毎日のことであり、市教委は「チェックがルーティンワークになりがち」(学校教育課)とみる。市保育支援課も「マニュアルをきちんと実行することが大事」とし、現場の意識向上を働き掛ける。

 神明小と善法保育所では給食やおやつに金属の異物も混入。子どもが吐き出し、けがはなかった。いずれも原因は特定できていない。

4 食の安全情報

<違反食品・自主回収等関係情報>

★「いろはす」飲料にカビ 北陸コカ・コーラが回収

【共同通信2017621 180分】

https://this.kiji.is/250183657539698691

 北陸コカ・コーラボトリングは21日、甲信越と北陸で販売したペットボトル入り清涼飲料「い・ろ・は・す 塩れもん」(555ミリリットル)の一部にカビが混入していたとして、約312千本を自主回収すると発表した。

 飲料は19日に発売した新商品で、回収対象は砺波工場(富山県砺波市)で製造し、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野の6県の自販機や小売店で販売した商品。19日に客から異物が入っているとの連絡があり、調査したところ、毒性のないカビが混入していた。

 在庫や回収した商品数十本からもカビが見つかった。飲んでも健康に問題はないという。混入した原因は調査中

★茨城県:「精肉(アメリカ産豚肉)」の自主回収について

【茨城県公表2017622(抜粋)

http://www.shoku.pref.ibaraki.jp/cgi/news/data/doc/1498144477_1.pdf

平成29年6月22日(木),株式会社カスミ 精肉加工センター から,土浦保健所長へ「精肉(アメ

リカ産豚肉)」の自主回収着手報告書が提出されましたのでお知らせします。

1 加工者等

加工者名: 株式会社カスミ

所在地: 茨城県土浦市北神立1-13

2 自主回収対象品,出荷数量等

販売期間および消費期限が以下の期間に該当する商品

販売期間: 2017年6月19日(月)~6月22日(木)

消費期限: 17.6.22, 17.6.23

出荷先: 茨城県,栃木県,群馬県,千葉県,埼玉県内の()カスミ スーパー150店舗

埼玉県内のファミリーマートプラス3店舗

3 回収理由,回収に至った経緯

消費者の指摘により商品を確認したところ,異臭・変色を確認した。同ロット製品に異臭・変色の

可能性があり,健康への悪影響を未然に防止する観点から回収を行う。

4 回収方法等

回収周知方法: 各販売店舗において店頭告知及び回収を行う

5 問い合わせ先

名称: 株式会社カスミ 精肉加工センター  所在地: 茨城県土浦市北神立1-13

電話番号: 029-831-7511  受付時間: 9:00~17:00

6 健康被害等の苦情の有無

無し。

7 保健所の対応  当該施設に対して,迅速な自主回収及び再発防止策を講じるよう指示した。

★兵庫県:鯛ちくわ練り物セット、ソルビン酸の使用量超過で回収命令

食品衛生法違反者等の公表(食品衛生法第63条)

【兵庫県発表2017616日】

http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf14/hw14_000000020.html

違反食品等に係る行政処分

処分年月日  平成29616

施設名称  ユーアールエー

(営業者氏名)等  株式会社食品工房

製造所所在地兵庫県淡路市浦1017-1

主な適用条項  食品衛生法 第11

行政処分を行った理由  ソルビン酸が使用基準を超過

行政処分の内容  回収命令

対象食品  

 商品名  鯛ちくわ3本入り練り物セット

 対象ロット  賞味期限:平成17618

★ワイン3万3600本、自主回収=添加物を誤表示-サッポロ

【時事通信201762119:00配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00000122-jij-bus_all

 サッポロビールは21日、イタリアから輸入・販売している2種類のワインの出荷を停止し、自主回収すると発表した。ラベルの食品添加物に関する表示に誤りがあることが分かったため。赤ワイン「ルメ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」(750ミリリットル)と白ワイン「ルメ・トレッビアーノ・ダブルッツォ」(同)で、合計3万3600本が回収対象となる。

 赤ワインは、法律で表示が義務付けられた食品添加物「安定剤(アラビアガム)」の記載漏れがあった。白ワインは、実際には使用していない「酸化防止剤(ビタミンC)」の表示があった。

 サッポロビールは「健康に影響を与えるものではない」と説明している。問い合わせ先は、お客様センター(0120)207800。(2017/06/21-18:08

HACCP関係情報>

なるほドリ 最近、「HACCP」という文字をニュースなどで見かけるね。

HACCP なぜ注目?=回答・小島正美  

【毎日新聞2017617日】

食品の衛生管理手法 異物有無など点検し記録

記者 一般に「ハサップ」とか「ハセップ」と呼ばれる食品の衛生管理手法(えいせいかんりしゅほう)のことです。「ハザード・アナリシス・クリティカル・コントロール・ポイント」の頭文字(かしらもじ)で、直訳すると「危害分析重要管理点(きがいぶんせきじゅうようかんりてん)」です。

 Q なんだか難しそう。

 A もともとは宇宙飛行士が地球から安全な食べ物を持っていくために開発された手法です。宇宙船の中で宇宙飛行士が食中毒になったら、大変なことになりますよね。

 Q なるほどね。具体的には何をするの?

 A 原材料の受け入れから最終製品ができるまでの各工程で病原菌の繁殖(はんしょく)や異物の有無などをチェックして、記録に残すやり方です。大企業の食品工場では普及していますが、小さな工場や飲食店では進んでいません。

 Q 街の食堂のような小さな事業者もきちんと管理して記録に残さないといけなくなるの?

 A そうです。厚生労働省は現在、HACCPを義務づける法律を準備し、来年の国会成立を目指しています。ただ、国際的な標準の基準Aと、小規模な事業者でも対応できる基準Bの2段階方式を考えています。国は業種別に手引書を作り、厚労省のホームページに載せています。

 Q 基準Bなら、小さな店でもできるかな。

 A HACCPの導入を指導している、国際HACCP同盟の認定リードインストラクター、安並信治(やすなみのぶはる)さんは「お金がかかり、高度な技術がいると難しく考え過ぎる事業者がいます」と話します。例えば、トイレを利用する時は専用の靴に履き替え、手洗いを確実に行うなど当たり前のことを守ればよいのです。

 Q それならできそうだね。

 A 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、安全な食べ物を提供するのも、おもてなしの一つという気持ちになれば、ちゃんとできますね。(生活報道部)

 掲載テーマを募集しています 〒100-8051毎日新聞「なるほドリ」係

<アレルギー関係情報>

★鶏卵アレルギー予防、生後6カ月から微量摂取を - 関連学会が提言

CBnews20176/16() 19:45配信】

 日本小児アレルギー学会は16日、鶏卵アレルギーの発症予防に関する提言を発表した。医療関係者を対象にしたもので、アトピー性皮膚炎(AD)に罹患した乳児では、鶏卵を摂取し始めるのが遅いほどアレルギーが高まるとのエビデンスに基づき、「鶏卵アレルギー発症予防を目的として、医師の管理のもと、生後6カ月から鶏卵の微量摂取を開始することを推奨する」としている。【新井哉】

  提言では、食物アレルギーに関しては、「現在も患者数が増える世界的な健康問題の1つ」と指摘。文部科学省の調査で学童期の有症率が4.6%と報告されていることや、食物アレルギーの発症リスクの影響因子として、乳児期のADの存在が重要であることなどを説明している。

  こうした状況などを踏まえ、提言では、鶏卵アレルギーの発症予防を目的とした「離乳期における鶏卵導入の暫定案」を示した。ADと診断された場合、医療機関でステロイド外用薬やスキンケアを基本とした湿疹治療を行うとし、生後6カ月までに「ADを寛解(皮疹が消失した状態)させた上で、医師の管理のもと鶏卵接種を開始し、寛解状態を維持しつつ摂取を継続する」としている。

  摂取時の注意点も記載している。鶏卵の摂取開始は「医師の指導のもとで行うことを原則とする」と明記。鶏卵を導入する際には「症状誘発の出現に注意し、保護者に対して事前にアレルギー症状およびその対応方法について十分に説明する」としている。

<ジビエ関係情報>

★ジビエ 欧州は輸入国 日本産に余地?

【日本農業新聞2017619 7:01配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170619-00010000-agrinews-pol

 農水省は欧州の野生鳥獣の肉(ジビエ)輸入量の調査結果を初めてまとめた。ジビエの本場でも国内産だけでは需要を賄えず、フランスは流通量の7割、ドイツで4割を輸入が占めている実態が明らかになった。日本政府はジビエの利用を倍増させる目標を掲げ、販路開拓に力を入れており、将来的な欧州への輸出も視野に入れたいとする。

  同省の調査によると、フランスは2015年の流通量が11400トンで、うち輸入は8000トン。原産国はニュージーランドやオーストラリア、東欧などさまざま。

ドイツはデータが1998年と古いが、年間の流通量は45000トンと大きい。輸入物は2万トンと4割を占めた。

  日本政府は5月にまとめたジビエ普及の対応方針で、19年度までに利用量の倍増を目指す。国内の需要はまだ小さく、外食などでいかに掘り起こすかが課題。欧州に販路を築けば、国産ジビエの安定した売り先確保につながる期待もある。同省は「欧州はジビエの需要が大きく、国産を輸出できる可能性がある」と有望視する。

<鳥インフルエンザ関係情報>

★韓国で再び高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)6月に13か所でH5N8亜型

【鳴新聞20170615発行】

http://www.keimei.ne.jp/article/20170615t1.html

  韓国農林畜産食品部は、昨年1116日の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)発生後から実施していた移動制限措置を513日にすべて解除していたが、6月に入って、同国で再びH5N8亜型HPAIが13件発生した。同国ではHPAIが2014年には729日まで、15年には610日まで発生しており、わが国でも引き続き、衛生管理を徹底する必要がある。

 OIE報告によると、韓国では、62日には最南部の済州島にある養鶏場(1000羽)と、同島の裏庭農場(7羽)、3日には南西部の全羅北道群山市にある養鶏場(15300羽)と、北西部の京畿道坡州市にある養鶏場(1000羽)、4日には南東部の釜山広域市機張郡にある養鶏場(6000羽)でH5N8亜型高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の感染が判明し、飼養家禽が殺処分された。

 韓国農林畜産食品部の公表(仮訳)によると、一連のAIの感染源は、3事例目の群山市の養鶏場の烏骨鶏で、これが済州島の流通業者を経て、1事例目の農場に持ち込まれたとしている。7日までに発生が確認された全13農場の位置は、韓国全土に分散している。

 韓国では、昨年11月から今年3月までに、H5N6亜型のHPAIが343件、H5N8亜型のHPAIが40件の計383件発生し、3787万羽の家きんが殺処分されていた。

 特に、採卵鶏は全飼養羽数の約3分の1が殺処分されたため、卵が不足して急騰し、米国などから殻付卵の緊急輸入も行なった。

 (独)農畜産業振興機構の海外情報によると、61日現在、「特卵」1パック(16068グラム、30個入り)当たりの平均小売価格は7839ウォン(前年比45.1%高、約785円、10個当たり約262円)。米国などのほか、5月にはデンマーク、オランダ、6月にはタイ、スペインからも鶏卵や加工卵の輸入を許可し、農林畜産食品部が6月上旬に農協を通じて400500万個の鶏卵を養鶏農家から買い上げ、市中価格より安い6000ウォン程度で供給する計画も発表した。

<調理環境情報>

★学校の給食焦げだらけ…1時間半遅れも 春日部市、業者と契約解除

【埼玉新聞2017622日】

http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/06/23/02_.html

春日部市の一部小学校の給食で、調理が給食の時間に間に合わなかったり、調理に失敗して焦げるなどしたとして、市が調理を請け負っていたさいたま市の業者との契約を5月末に解除したことが22日、分かった。市がこの業者と給食業務を委託したのは初めてで、業務開始からわずか2カ月だった。児童の健康被害はないという。

 市教委によると、市は今年4月から、市内の5小学校計約3千食分の給食調理をこの業者に委託。5校のうち複数の学校で、給食開始時間までに調理が間に合わなかったり、調理を失敗するなどのトラブルが続いた。ある小学校では、給食開始が最大で1時間半遅れた。チリソースの調理で具材を焦がし、約700人分の総菜を提供できず、レトルトの卵焼きに献立を変更したこともあるという。

 市は業者に指導を実施したが、改善されなかったため、5月末で契約を打ち切った。4月からのわずか2カ月間で、調理は33回だった。6月1日から、別の小学校に委託している業者2社が事業を請け負い、給食は問題なく提供されているという。

 市は市立37小中学校のうち、旧春日部市域の28小中学校で自校方式の給食を児童らに提供。各校に配置した栄養士が献立を作成し、委託を受けた調理員が調理している。

 トラブルが起きた業者との契約金額は、今年4月から2020年3月まで3年で約3億4639万円。この業者は昨年、予定価格約3億7901万円の一般入札で最も安い額を示し落札していた。

 市は業者の提出した人員配置計画を事前に確認したとしている。市教委の担当者は「自校方式で手作り給食を進める上で、市が求めている調理水準を業者が理解していなかった。今回のことを反省し、今後に生かしたい」と話した。

 契約解除となった業者は「市にご迷惑を掛けてしまったことは事実。人が足りなかったり、調理員への教育が徹底できなかった」とコメントしている。

★越、喫煙で経済損失額1205億円 WHO調査、官民連携で対策

【サンケイビズ6/20() 8:15配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170619-00000017-fsi-bus_all

ベトナムは、たばこによる健康被害に伴う経済損失が年間24兆6000億ドン(約1205億4000万円)に上る。こんな調査結果を世界保健機関(WHO)が明らかにした。同国は世界でも有数の喫煙国とされるなか、政府は禁煙の輪を広げるための対策を急いでいる。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。

  損失額には、たばこが原因とされる疾病に伴う医療費に加え、病欠や死亡による労働生産性低下による損失が含まれる。

  同国保健省の調査によると、15歳以上の男性の喫煙率は2015年が45.3%で、14年の47.4%からやや減少したものの高止まりしているのが現状だ。

  グエン・ティ・キム・ティエン保健相は「ベトナムでは公共の場所やレストランなどでたばこを容易に購入できることが、喫煙率の低下を阻害している」と指摘する。そのうえで、関係省庁と民間機関が連携し、喫煙による健康被害の周知や公共の場所での禁煙を推進するなど取り組みを強化していく姿勢を示した。

  WHOのベトナム代表は、喫煙者の減少やたばこによる健康被害の抑制に向け、同国はたばこ税の引き上げが不可欠との見解だ。同国はたばこの税率が小売価格の約40%で、世界平均よりも20ポイント近く低い。WHOはたばこの税率について、小売価格の75%を推奨している。

  同代表は、たばこが経済成長や環境保護、教育などに悪影響を及ぼし、国の持続的発展の阻害要因となっていると指摘し、同国政府に対し喫煙者の減少に注力するよう提言した。

  WHOは、たばこによる健康被害に伴う経済損失が世界で年間1兆4000億ドル(約155兆4000億円)に上り、うち4割はベトナムを含む新興国における損失とみている。また、たばこが原因とされる死者は世界で年間700万人と試算しており、喫煙者減少に向けた対策に取り組まなければ、30年にはたばこの影響による死者が800万人以上に達すると警鐘を鳴らした。(シンガポール支局)

2017年6月16日 (金)

2017年6月16日号PDF版

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食中毒週刊ネットニュース2017年6月16日号のPDF版です。

2017年6月16日号

     
 

食中毒週刊

 

ネットニュース

 
 

2017年6月16日号

 

編集発行:笹井 勉

 

食品衛生アドバイザー

 

(元墨田区食品衛生監視員)

 
 

*このニュースは版権をクリアしているものでありませんので、個人用として使用してください

 

【注意】:2017年6月15日までにネット上等で食中毒や食の安全に関する情報で発表のあったものを個人的にまとめて編集したものです。見出しは編集してあります。版権をクリアしたものではありません。食の安全、調理従事者の衛生教育用(朝礼など)に使うことを目的にしていますので、事例を参考に「食中毒事故防止」や「食の安全な取り扱い」に役立ていただければ幸いです。

不都合な掲載があった場合はこちらsa19452004@yahoo.co.jpに連絡していただければただちに削除します。

トピックス

★非常食で100人超が食中毒 「何を信じていいのやら」

J-CASTニュース2017年613() 19:06配信】

 東京都立小岩高校の1年生男女112人が食中毒の症状を訴え、都は、防災訓練で出された非常食を食べたことが原因と断定した。非常食のわかめからウエルシュ菌が検出されたが、これが食中毒を引き起こしたかはまだ分からないという。

  防災訓練は、201751920日に12日かけて小岩高校で行われ、1年生358人が参加した。

■わかめからウエルシュ菌が検出

  19日の夕食は、炊かずに食べられるアルファ化米を使った非常食のわかめごはんが出された。20日の朝食用としては、乾パン、クラッカーが配られている。

  ところが、19日夜から22日にかけて、食べた生徒らのうち112人が腹痛、下痢などの症状を訴えた。そして、26日になって、高校側から江戸川区立江戸川保健所に連絡があり、保健所が調査を始めた。保健所では、共通して食べたのが非常食しかなかったことなどから、9日に食中毒と断定、都が12日に概要を発表した。

  都の食品監視課は13日、J-CASTニュースの取材に対し、乾パンなどは持ち帰りながら発症した生徒もいたことなどから、わかめごはんが原因の疑いが強いことを明らかにした。

  非常食は給食ではないため、サンプルが残されておらず、都では、同じ1812月が賞味期限になっている未開封のわかめごはんセットを検査した。その結果、1セットのわかめからウエルシュ菌が検出された。また、生徒1人の便からもウエルシュ菌が検出されている。

  ウエルシュ菌は、どこにでも存在しているとされ、100度に達しても芽胞の状態で生き残るほど熱に強いのが特徴だ。カレーを一晩作り置きにするケースなどでも、菌が増殖して食中毒を引き起こすことで知られている。

  では、小岩高校の防災訓練では、どのように調理して食べたのか。

セットそのものの汚染か、開封後に原因物質が入り込んだのか...

 江戸川保健所の生活衛生課が取材に答えたところによると、わかめごはんセットは、1つに50人分が入っており、小岩高校では、9つあるクラスごとにセットを開封した。

 クラスの代表を23人選び、ごはんとわかめをセットの袋の中で混ぜて、沸騰させたお湯を袋に注ぎ込んだ。その後、しゃもじを使って、わかめごはんを透明なパックに生徒分だけ小分けして入れた。開封してから生徒らが食べるまでは、30分ほどだった。

  都の食品監視課では、取材に対してこう話す。

   「ウエルシュ菌は、ちょうどいい温度が何時間も続かないと大量に繁殖したりしません。今回は、作り方キットの手順通りに作ったと聞いており、この調理方法のため菌が増えたと判断するのは難しいと思います」

  都によると、ウエルシュ菌が食中毒を起こすには、多くの菌量が必要とされており、検査結果だけではこれが原因かも分からない。また、わかめごはんセットそのものが汚染されていたのか、あるいは、何らかの原因で開封後に食中毒の原因物質が入り込んだのか、なども不明のままだ。

  食べて食中毒を起こした非常食について、ニュースのコメント欄などでは、「災害でこれ配ってたら最悪」「これでは非常食の意味がない」「何を信じていいのやら」などと不安の声が次々に書き込まれている。

★給食で800人食中毒、処分受けるも「営業停止は不当」 シダックス系が和歌山県を提訴

【産経新聞2017612日】

http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120025-n1.html

 和歌山県御坊市の幼稚園や小中学校などで今年1月、給食を介して発生した集団食中毒を巡り、御坊保健所の営業停止命令は不当だとして、給食センターの調理受託業者が処分取り消しを求めて和歌山地裁に提訴していたことが12日、分かった。5月1日付。県は争う方針。

■大阪の業者が製造「刻みのり」

 業者は「シダックス大新東ヒューマンサービス」(東京)。訴状によると、食中毒の原因は市が給食の食材として調達した刻みのりだったため、調理と搬送を行うセンターに過失はなく、処分は違法としている。

 既に営業停止の期間は終わっているが、処分が取り消されなければ今後の入札参加資格に影響するとしている。

 御坊市などでは1月、園児や児童ら800人以上が食中毒症状を訴え、御坊保健所は給食が原因と判断。センターを1月28日から2月10日までの営業停止とした。2月に東京都立川市の小学校で発生した集団食中毒でも御坊市の給食と同じ刻みのりが使われ、製造元だった大阪市北区の業者が大阪市から処分を受けた。

 和歌山県の仁坂吉伸知事は12日の記者会見で「食中毒が広がらないようにするのが営業停止の大原則。当然争わなければならない」と話した。

★変異した新型も登場 ノロウイルス性食中毒は夏だって怖い

【日刊ゲンダイ20176/9() 9:26配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000014-nkgendai-hlth

 吐き気、嘔吐、下痢、激しい腹痛――。年間を通じてもっとも多い食中毒の原因は「ノロウイルス」だ。2015年の食中毒事件数1202件のうち481件(40%)を占めていて、患者数では総数2万2718人のうち1万4876人(65.5%)に上るという。ノロウイルスは冬場に流通する生ガキに多く生息するため、「冬の食中毒」の代表と思われがちだが、夏場の罹患者もゼロではない。どんな人が危ないのか。女子栄養大学の上田成子元教授に聞いた。

  食中毒の原因は大きく2つある。「化学性食中毒」と、細菌やウイルスによる「微生物性食中毒」だ。その数は後者が圧倒的に多く、冬場はノロウイルスを代表とする「ウイルス性食中毒」、夏は鶏肉などに繁殖するカンピロバクター菌などによる「細菌性食中毒」が多いことが知られている。

  ところが、上田元教授が調べた1997~2015年の「ノロウイルス食中毒の月別発生件数と患者数」によると、5~10月にノロウイルス性食中毒が569件発生している。これはノロウイルス事件数5488件の10.4%にあたる。患者数も2万1825人(10.3%)に上るという。

 「ノロウイルス性食中毒は冬場の低温・乾燥により多発しますが、高温・多湿の夏だからといってウイルスがゼロになるわけではありません。とくに病気の人や高齢者、幼児など抵抗力の弱い人は、夏場でもノロウイルスにかかりやすいことは知っておくべきです」

  実際、15年の6月には、宮城県で流しそうめんの地域イベントで提供された食事からノロウイルスが原因の食中毒が発生した。神奈川県では、地引き網体験とバーベキュー大会に参加した男女55人が腹痛や下痢症状を訴え、うち19人からノロウイルスが見つかっている。

  ノロウイルスの感染ルートは3つある。ノロウイルスに汚染されたカキや貝類を十分に加熱せずに食べた場合ノロウイルスに感染した人が、十分に手を洗わずに調理した食品を食べた場合ノロウイルスを含む糞便や吐瀉物を処理した場合――だ。

  その中でノロウイルス性食中毒にあたるのがのケース。ノロウイルス性食中毒というと、生ガキなどの魚介類、寿司や刺し身などの加工食品をイメージしがちだが事実は違う。それは全体の18.4%に過ぎず、65.7%は飲食店やホテルなどが提供する料理やお弁当、和菓子やケーキ、クレープといった複合調理食品だ。

 「最近は乾燥した焼き海苔を細かく刻んだ『刻み海苔』による集団食中毒が複数の小学校で発生するなど、従来では考えられないような食品が原因で起こるノロウイルス性食中毒が増えています」

■発症数が少ない夏だからと油断は禁物

  気になるのは14年ごろから「G.17」と呼ばれる新型ノロウイルスが発見されていること。従来の型が変異したもので、今後、湿気や暑さに強いノロウイルスが出現しないとも限らない。

 「厚労省のデータでは、ノロウイルス性食中毒による死者はゼロとなっています。しかし、もともと体の弱い高齢者が亡くなった場合、ノロウイルスの感染があっても、どの程度影響したのかは分かりません。また、吐いたもので誤嚥することによって起こる誤嚥性肺炎や、吐瀉物を喉に詰まらせて窒息した場合もノロウイルスと結び付けられていないケースがあります。報告がないからといって甘く見てはいけません」

  ノロウイルスが怖いのはその強い感染力もさることながら、自分でも知らない間に感染者となってウイルスをばらまくことだ。

  実際、ノロウイルス性食中毒にかかった人は、その症状が消えても3日から3カ月くらいは排泄などでウイルスを出す。感染者の3分の1程度が下痢などの症状が出ない不顕性感染者だ。しかも、一般的な消毒用アルコールは効果がない。

 「感染者が触れたタオルやドアノブ、食品などで体力のない子供、高齢者、病気の人が感染し、発症する可能性があるのです。発症数が少ない夏だからといって油断せずに、手洗いを徹底するなど衛生面に気を使うべきです」

  むろん、お弁当を買ったり、外食をするなら信頼できるお店に限ることだ。 

1 食中毒

ノロウイルス (生カキや感染した調理人の手指等からの汚染が原因に)

★静岡県:磐田市の病院給食で12人が食中毒 ノロウイルス

【毎日新聞2017615日 地方版】

https://mainichi.jp/articles/20170615/ddl/k22/040/340000c

 県衛生課は14日、新都市病院(磐田市中泉)で患者と職員計12人がノロウイルスによる食中毒を発症したと発表した。重症者はなく、全員が快方に向かっているという。

 同課によると、7日に出された食事を食べた26~75歳の男女に下痢や嘔吐(おうと)などの症状が出て、うち10人からノロウイルスが検出された。西部保健所は食品調理を受託している名古屋北マルタマフーズ(名古屋市)に対し、14日から当面の間、新都市病院内での営業禁止を命じた。【井上知大】

静岡県公表2017年6月14日

処分年月日 平成29614

施設名称 マルタマフーズ磐田 委託給食

営業者氏名 名古屋北マルタマフーズ株式会社

施設所在地等 磐田市中泉703

行政処分等を行った理由 食中毒発生

業種 飲食店営業(食堂)

適用条項 食品衛生法第55

行政処分の内容 営業禁止

★岐阜県:郡上市の社員寮で7人が食中毒 ノロウイルス

【岐阜県公表2017610日】

保健所  郡上保健所

発生月日  68日  発生場所郡上市

摂食者数27人  患者数7人  死者0

原因食品  調査中

病因物質  ノロウイルス  血清型別等GⅡ

原因施設  社員寮(郡上市)  摂食場所社員寮

行政処分等  営業禁止

サルモネラ属菌食中毒(食肉や鶏卵などが原因)

該当する記事は見つかりませんでした。

カンピロバクター食中毒(鶏肉の生食、沢水、未殺菌井戸水が原因)

★大阪府:泉南郡の飲食店で6人が食中毒 カンピロバクター

【大阪府公表2017年615日】

違反施設

業種名  飲食店営業  施設の名称みのや  営業者名呉本 小知

所在地  泉南郡熊取町大久保中2丁目28-6

違反の理由食中毒の発生

違反の内容食品衛生法第6条第3号違反

措置状況営業停止2日間

備考

【病因物質】  カンピロバクター

【原因食品】  69日に当該施設で提供された食事(鶏のたたき等含む)

【患者数】  6

★熊本県:熊本市内の焼き鳥店で8人が食中毒、5月にも カンピロバクター

【熊本市食品衛生協会20170614(抜粋)

http://kumamoto-fha.com/posts/news55.html

下記に報道資料(抜粋)を掲載いたします。

 【報道資料】

 本日、食中毒発生に伴い飲食店への営業停止処分を行いましたので、お知らせします。なお、同施設は、食中毒の原因施設として、平成29年5月29日付けで営業停止の処分を行った施設であり、保健所から衛生指導を行ったにもかかわらず、営業再開後、再び食中毒を発生させたものです。

1 概要

(1)探知

 平成29年6月8日(木)9時頃、電話で「会社の同僚11名で熊本市内の飲食店を利用したが、その後、下痢、腹痛等を発症して医療機関を受診した。医師より、細菌性食中毒が疑われると診断された。参加者全員が同様な症状を発症しており、数人は医療機関を受診している。」旨の連絡がグループの代表者から熊本市保健所にありました。

(2)調査

 調査の結果、当該グループは11名で平成29年6月2日(金)に同じ飲食店で食事をしており、8名が6月3日(土)から6月5日()にかけて下痢、腹痛等の食中毒様の症状を訴え、その有症者8名のうち4名が医療機関を受診していることが判明しました。

(3)決定

  有症者8名の共通食は当該飲食店での食事のみであり、また、有症者便の検査結果、有症者の喫食状況や発症状況、当該飲食店での調理状況から、この飲食店の食事を原因食品とする食中毒と断定し、この飲食店に対して営業停止を命じました。

2 有症者の状況

  (1)発症日時 平成29年6月3日(土)15時(初発)

  (2)主な症状 下痢、腹痛

  (3)喫食者数  11名

  (4)有症者数  8名(有症者の年齢22歳~42歳) 内訳男性:6名、女性:2名

  (5)その他  医療機関受診者4名(入院者0名) 有症者はいずれも快方に向かっています。

 3 原因食品  6月2日(金)に当該飲食店で提供された焼鳥(20時30分頃喫食)

 4 病因物質  カンピロバクター

5 原因施設

  (1)名称(屋号・商号)  おん鶏

  (2)業種  飲食店営業(一般食堂)

  (3)営業者氏名  中山義也

  (4)営業所所在地  熊本市中央区手取本町3-14MKビルB1

 6 措置等  営業の自粛 平成29年6月12日(月)

   営業停止  平成29年6月13日(火)から6月15日(木)までの3日間

 今回の食中毒の原因物質は「カンピロバクター」と断定されました。

 「カンピロバクター」は家畜、家きん類の腸管内に生息し、食肉(特に鶏肉)、臓器や飲料水を汚染します。

 乾燥に極めて弱く、また、通常の加熱処理で死滅します。

 対策としては

○食肉は十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)を行う。

○食肉は他の食品と調理器具や容器を使い分けて処理や保存を行う。

○食肉を取り扱った後は、手を洗ってから他の食品を取り扱う。

○食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌・乾燥を行う。

≪参考情報≫

焼き鳥店で食中毒 4人治療(熊本県) -

【日テレNEWS24 2017529日】

熊本市中央区の焼き鳥店「おん鶏」で食事をした4人が腹痛や発熱などを訴え、熊本市保健所が調査した結果、カンピロバクターによる食中毒とわかった。熊本市保健所はこの店にきょうから3日間営業停止を命じるとともに、肉や野菜などは十分に加熱するよう呼びかけている。

★滋賀県:長浜市の飲食店で6人が食中毒 カンピロバクター

【滋賀県発表平成296121600分時現在】

 発症日時:63日(土曜日)午後600分(初発)

 喫食者数:6

 有症者数:6

 原因食品:61日(木曜日)に提供された食事

 病因物質:カンピロバクター・ジェジュニ

 原因施設:炭火串焼き とり兵衛(滋賀県長浜市)

<報道発表資料より抜粋>

献立内容

 付きだし(生キャベツ)、枝豆、鶏ユッケ、鶏生レバー、鶏刺し、鶏たたき、串・焼き物(つくね、ねぎま、もも、豚バラ、なんこつ、砂ずり、ハート、チーズ焼き)

原因施設

施設所在地:長浜市南呉服町322 施設名称:炭火串焼き とり兵衛(すみびくしやき とりべえ)

業種:飲食店営業(一般食堂)  営業者:高橋 謙次(たかはし けんじ)

措置

 上記飲食店に対して、長浜保健所長は、平成29612日(月曜日)から平成29614日(水曜日)まで営業停止処分としました。

★墨田区:江東橋三丁目の飲食店「暁」で食中毒 カンピロバクター

【墨田区公表201769日】

食品衛生法違反の施設に不利益処分を行いました。

営業者氏名  営業者:株式会社ネクストクリエイション  代表取締役 原 真太郎

住所:東京都目黒区下目黒二丁目17-3  ‘K’SONEビル3F

施設の名称及び所在地等

施設の名称:暁

所在地:東京都墨田区江東橋三丁目8番11号  おいてけ堀MSMビル9階

業種:飲食店営業(一般)

原因食品等  原因となった食品:平成29年5月27日に当該施設が調理・提供したコース料理

原因となった病因物質:カンピロバクター

不利益処分を行った理由  食中毒

不利益処分の内容

営業停止7日間(平成29年6月9日から平成29年6月15日まで)

不利益処分を行った措置状況  営業停止期間中に衛生講習会を行います。

★八王子市:飲食店で鳥刺し食べた客30人が食中毒 カンピロバクター

【ホウドウキョク20176/9() 23:35配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00013264-houdouk-soci

東京・八王子市の居酒屋で、鳥刺しなどの料理を食べた男女30人が、527日から、下痢や発熱などの症状を訴えた。

 八王子市保健所が調べたところ、原因は「カンピロバクター」だったという。

カンピロバクターは、生肉などにみられる感染力が強い菌で、東京都は、加熱調理を行うほか、生肉を扱う際には、手洗いを徹底するよう呼びかけている。

東京都報道発表資料平成2969日福祉保健局

食中毒の発生について~八王子市内の飲食店で発生した食中毒~

【探知】

 62日(金)午後245分、都内の医療機関から八王子市保健所に「526日(金)夜、職員16名が八王子市内の飲食店で鶏刺し等を喫食したところ、同月27()頃から、8名が発熱、腹痛、下痢等の症状を呈した。」旨、連絡があった。

【調査結果】

 八王子市保健所は、探知後ただちに感染症と食中毒の両面から調査を開始した。

・ 患者は526日(金)午後630分から午後9時に当該飲食店で提供された食事を喫食した2グループ66名のうちの30名で、527()午前7時から531()午前7時にかけて、下痢、発熱、腹痛等の症状を呈していた。

・ 患者全員に共通する行動はなく、患者全員に共通する食事は当該飲食店が調理し提供した食事以外になかった。患者7名のふん便からカンピロバクターを検出した。

【決定】

 68日(木)、八王子市保健所は、以下の理由により、本件を当該飲食店が調理し提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

・ 患者の共通食は当該飲食店が調理し提供した食事のほかにはない。患者のふん便からカンピロバクターを検出し、患者の症状がカンピロバクターによるものと一致していた。患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

【措置】

八王子市は、69日(金)から7日間の営業停止等の処分を行った。

発症関係

発症日時 527日午前7時頃から同月31日午前7時まで

症状 下痢、発熱、腹痛等   発症場所 自宅、職場等

患者数 患者総数 30名 (内訳)男:18名(年齢:1864歳)女:12名(年齢:1957歳)

入院患者数 0名  診療医療機関数・受診者数 11か所19名(男10名、女9名)

原因食品  当該飲食店が調理し提供した食事

病因物質  カンピロバクター

原因施設

屋 号   個室居酒屋 いろは  業 種   飲食店営業

営 業 者   株式会社ネクストクリエイション  代表取締役   原 真太郎

営業所所在地  東京都八王子市三崎町47号山川ビル7F         

本社所在地   東京都目黒区下目黒二丁目173K’SONEビル3F

[備考]

メニュー 【2グループ共通】タコ3種、サラダ、サーモン・甘海老カルパッチョ、サクサクポテトフライ、鶏の串焼き盛り合わせ、大山地鶏の三種盛り合わせ(刺身、山葵漬け、ユッケ)、鶏ももの山賊炙り焼き、和風デザート

【グループ1】卵豆腐、あさりの酒蒸し、ひつまぶし

【グループ2】ローストビーフ、うどん鍋

検査関係  69日 正午現在

検査実施機関:東京都健康安全研究センター

患者ふん便(菌株含む):12検体 10検体(7)からカンピロバクターを検出

従事者ふん便:5検体  4検体陰性、1検体検査中

拭き取り検体等:13検体 1検体からサルモネラ 

食品:2検体 1検体からサルモネラ、黄色ブドウ球菌

★大阪市:北区の飲食店で5人が食中毒 カンピロバクター

【大阪市公表平成29610日】

施設名称  しゃも三郎

施設所在地  大阪市北区堂山町1724

業種  飲食店営業

営業者  有限会社味鳥食品 代表取締役 奈須 謙三

行政処分等の理由  食品衛生法第6条第3号違反(食中毒の発生)

行政処分等の内容  営業停止1日間

備考

【病因物質】カンピロバクター

【原因食品】(一品料理)(詳細については調査中)

【有症者】 5

黄色ブドウ菌(手指の傷などについて、弁当やおにぎりなどで起きます)

該当する記事は見つかりませんでした。

ウエルシュ菌(加熱済みの食品の前日調理などで起きます。給食病と言われています)

★東京都:都立高で防災訓練の非常食を食べ112人が食中毒  ウエルシュ菌

【朝日新聞20176122015分】

http://www.asahi.com/articles/ASK6D5VTHK6DUTIL059.html

東京都は12日、都立小岩高校で5月19日にあった防災訓練で、1年生の男女112人が腹痛や下痢などを訴える食中毒があったと発表した。いずれも軽症。発症時刻から、夕食で出された非常食のわかめごはん(アルファ米)が原因の可能性が高いという。

 都によると、訓練は校内で1泊2日の日程で実施され、生徒358人が参加。わかめごはんは湯に30分間浸せば食べられるもので、具材の乾燥わかめから微量のウェルシュ菌が検出されたという。都教委は同種のわかめごはん計15万6450食を全都立学校に配布しているが、今月8日に摂食を控えるよう通知した。

食中毒の発生について~防災訓練の食事による食中毒~

東京都福祉保健局報道発表平成29612

【探知】

 526()午前1120分、江戸川区内の都立小岩高校から江戸川区江戸川保健所に「519()に実施した12日の高校一年生対象の防災訓練に参加した生徒に体調不良者が複数出ている。」旨の連絡があった。

【調査結果】

 江戸川保健所は、探知後ただちに食中毒と感染症の両面から調査を開始した。

・防災訓練参加者は高校一年生(9クラス)358名。

・参加した生徒には、訓練の一環で、乾パン、クラッカー、水及び各クラスの代表者24名ずつが高校の調理室を利用して調理したわかめごはん(アルファ化米)が提供された。

・防災訓練で提供された食事を喫食したことが判明している355名中112名が、519()午後9時頃から522()午後8時頃にかけて腹痛、下痢等の症状を呈していた。

【決定】

 江戸川保健所では、69日(金)、下記の理由により、本件を防災訓練において提供された食事による食中毒と断定した。

・ 患者の共通食は当該防災訓練で提供された食事の他にはなかった。

・ 発症者の主な症状は、腹痛、下痢等で共通している。

・ 患者が食事をしてから発症するまでの潜伏時間が類似していた。

・ 感染症を疑うエピソードがなかった。

担当保健所  江戸川区江戸川保健所

発症関係

発症日時 519()午後9時頃から522()午後8時頃まで

症状 腹痛、下痢等

発症場所 自宅等

患者数 患者総数 112

(内訳)  男:50(年齢:15歳~16)

      女:62(年齢:15歳~16)

入院患者数 0

診療医療機関数・受診者数 1か所1(男:1名、女:0名)

原因食品  防災訓練において提供された食事

メニュー

519日夕食:わかめごはん(アルファ化米)、水

519日夕食時配布(520日朝食用):乾パン、クラッカー、水

病因物質  調査中

[備考]

検査関係  612日 正午現在

検査実施機関:東京都健康安全研究センター

患者ふん便:23検体  (うち1検体からエンテロトキシン産生性ウエルシュ菌を検出)

参考食品:8検体    (うち1検体(わかめごはん(アルファ化米)のわかめ具材)からエンテロトキシン産生性ウエルシュ菌を検出)

※ウエルシュ菌はヒトや動物の腸管内、土壌、食品又は塵埃等自然界に広く分布している。

  発症には多くの菌量が必要とされており、検査結果だけでは原因食品と断定できない。

★千葉県:館山市内の飲食店「のみくい屋 たの字」が64日に調製した弁当で中学生ら71人が食中毒 ウエルシュ菌

【毎日新聞2017610日 地方版】

https://mainichi.jp/articles/20170610/ddl/k12/040/305000c

 県衛生指導課は9日、館山市長須賀の飲食店「のみくい屋 たの字」の弁当を食べた中学生や教師ら12~57歳の男女71人が下痢などの症状を訴え、ウエルシュ菌が検出されたと発表した。安房保健所は食中毒として、同店を11日までの営業停止処分にした。野田市などの中学6校の生徒らで、4日に館山市と南房総市で開かれたバスケットボール大会に出場し、同店が作った弁当を食べた。全員軽症という。

千葉県発表201769

概要

平成2965日(月曜日)午後2時頃、野田市教育委員会から「63日(土曜日)から4日(日曜日)にかけて館山市及び南房総市内で開催された中学校のバスケットボール大会の参加者で下痢等の症状を呈している者がいる。」旨の連絡が野田保健所にあり、大会会場を管轄する安房保健所が調査を開始した。

調査の結果、館山市内の飲食店「のみくい屋 たの字」が64日(日曜日)に調製した弁当を喫食した中学校892名と大会運営委員85名のうち、中学校656名及び大会運営委員15名が下痢、腹痛等の症状を呈し、11名が医療機関を受診していたことが判明した。

患者に共通した食品は、当該施設が調製した弁当に限られていること、患者の便から食中毒の病因物質であるウエルシュ菌が検出されたこと、患者の発症状況がウエルシュ菌によるものと一致したこと、患者を診察した医師から食中毒患者届出票が提出されたことから、本日、安房保健所長は、当該施設を原因施設とする食中毒と断定し、営業停止処分を行った。

1喫食者数  177(調査中)

2患者数  71(調査中)(男性3213歳から57歳、女性3912歳から51)

3受診状況  医療機関受診者11名、入院患者なし(調査中)

4主な症状  下痢、腹痛

5発症日時  平成2964日(日曜日)午後3時頃から

6原因施設

1.所在地:館山市長須賀463-1  営業者:高野 久雄   屋号:のみくい屋 たの字

 業種:飲食店営業

7原因食品  64(日曜日)昼に当該施設が調製した弁当 (主な献立)チキントマト煮込、生野菜、ミートボールの中華煮、マーボ豆腐、マカロニサラダ、さくら漬、ごはん

8病因物質  ウエルシュ菌

9行政措置  営業停止3日間(平成2969日から611日まで)

セレウス菌(加熱済みご飯やパスタなどで起きます)

該当する記事は見つかりませんでした。

化学物資による食中毒(魚のヒスタミンや洗浄剤の誤飲など)

該当する記事は見つかりませんでした。

寄生虫による食中毒(魚介類のアニサキスやクドアなど、動物の肉)

≪参考記事≫

寄生虫アニサキスの食中毒急増 その背景は…

【神戸新聞6/11() 17:53配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170611-00000010-kobenext-hlth

 生の魚介類に付着する寄生虫「アニサキス」による食中毒の被害報告が急増している。魚を生で食べる習慣のある日本で多く、厚生労働省の統計では、ノロウイルス、カンピロバクターに次ぐ食中毒原因物質の第3位に。加熱するか、マイナス20度以下で24時間冷凍すれば問題はないが、冷蔵技術の進歩で鮮度のよい生食用の流通量が増えたことが、逆に被害増大につながっているようだ。激しい腹痛を起こすアニサキス。食中毒急増の背景を探った。(貝原加奈)

 アニサキスの卵は海中でふ化した後、魚などが食べるオキアミを経てアジやサバ、カツオ、イカ、サケなどの内臓に寄生。魚介類が死ぬと筋肉に移る。虫体は長さ2~3センチ、幅0・5~1ミリで白色の太い糸のよう。生食後、数時間から数日で発症し、みぞおちなどに激しい痛みを引き起こす。

■内視鏡検査

  同省によると、アニサキスによる食中毒は2007年の6件から、16年には20倍を超える124件に増加。国立感染症研究所寄生動物部の杉山広前室長が05~11年の約33万人のレセプト(診療報酬明細書)を基に推計したところ、年間発生数は約7千件に上ったといい、統計は「氷山の一角」との指摘もある。

  神戸市でも、食品衛生法改正で、アニサキスを原因とする食中毒が届け出対象になった13年以降、13~15年に各2件、16年は1件が報告された。今年に入ってからは既に飲食店で3件発生。同市保健所は「冷蔵技術の発達で生の状態で流通させる商品が増えたことに加え、内視鏡検査技術や設備が整い、虫体摘出が容易になった」と説明する。

  内閣府食品安全委員会のまとめでは、アニサキスが検出される魚は、サバ類が最も多く(北海道を除く)、西日本や関東ではイワシ類、カツオ類も多い。水揚げ地の違いにより、生で輸送できる魚が違うからという。国内産のマサバ218尾のうち74・3%に当たる162尾から幼虫が検出されたとする研究結果もある。

■安全性アピール

 13年以降、毎年数件は被害が報告される兵庫県内でも悲鳴が上がる。神戸市内で飲食店を営む男性は「鮮度のよいものを仕入れており、まな板や包丁の消毒も気に掛けている。素早く内臓を出してさばく以外に防ぐ方法があるのか」と困惑する。県内の小売店は「アニサキスが寄生している恐れがあるので、生食用の魚はできるだけ冷凍で仕入れている」。冷凍処理していない魚は目視で確認し、見つければ取り除いているという。

  アニサキス被害の広がりを受け、サバ料理専門店の「SABAR(サバー)」神戸元町店(神戸市中央区)では5月下旬から、店頭に張り紙を掲示。冷凍処理したサバを使用しているため、被害報告がないことを強調した。梅林洋太店長(31)は、「水揚げしてすぐ船上で冷凍処理したサバなので、鮮度も味もよい。安心して足を運んでほしい」と安全をアピールする。

  同市保健所は「冷凍物を使わず、鮮度にこだわる飲食店の方が被害が出やすい」として、今月始まった食中毒予防特別期間に合わせ、消費者や事業者に注意を呼び掛けていく。

植物性自然毒食中毒(キノコや山野草などの中毒)

★埼玉県:越谷市:男女2人が有毒の野草食べ食中毒、 バイケイソウ

【埼玉新聞6/14() 21:52配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170614-00010004-saitama-l11

 埼玉県越谷市は14日、有毒植物のバイケイソウとみられる野草を食べた50代の男女2人が、顔面のしびれやふらつきなどの食中毒症状を発症したと発表した。

  市保健所によると、2人は11日に長野県を訪れた際、食用野草と誤ってバイケイソウを採取し自宅に持ち帰った。12日午後9時ごろ、天ぷらにして食べたところ症状を発症した。入院者はおらず、いずれも快方に向かっているという。

  市は「食用と確実に判断できない植物は絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげないで」と呼び掛けている。

.動物性自然毒食中毒(フグ中毒や貝毒など)

該当する記事は見つかりませんでした。

病因物質調査中事件

★山口県:下関市の飲食店で客12人が症状 3日間営業停止 原因物質調査中

【毎日新聞2017614日 地方版】

https://mainichi.jp/articles/20170614/ddl/k35/040/417000c

下関保健所は13日、下関市秋根西町の飲食店「肉×2食堂 うさぎ」の弁当を食べた2グループ18人のうち12人(8~48歳)が下痢や腹痛、嘔吐(おうと)などの症状を訴えたと発表した。全員、快方に向かっているという。12人は、いずれも同店が調理した弁当を食べており、同保健所は食中毒と断定し、同店を13日から3日間の営業停止処分とした。【上村里花】

2 感染性胃腸炎情報(食中毒に直結するノロウイルスやロタウイルス、夏場は腸管出血性大腸菌など、及びその他の集団感染情報です)

★腸管出血性大腸菌、気温上昇で流行の兆し…1週間で45人

【読売新聞2017615日ニュース・解説】

食中毒などを引き起こす腸管出血性大腸菌の感染者が1週間で45人に上るなど感染が広がり始めた。

 気温上昇とともに流行が拡大し、7~8月にピークを迎えるため、国立感染症研究所は注意を呼びかけている。

 感染すると、腹痛や下痢、血便のほか、 嘔吐おうと や発熱を伴うこともある。抵抗力が弱い乳幼児や高齢者は、貧血や急性腎不全を起こして死に至る恐れもある。同研究所によると、昨年は9人の死亡が報告された。今月7日にも、群馬県の高齢者施設で、腸管出血性大腸菌 Oオー 157に感染した90歳代の女性が死亡している。

 もともと牛などの腸に生息しており、生肉など食品を通じて人間に感染する。感染者の約3割は無症状で気付かずに感染を広げる危険性もある。トイレ後や調理前、食事前の手洗いの徹底で感染の拡大を防げる。

 同研究所感染症疫学センターの斉藤剛仁主任研究官は「肉類の生焼けに注意して食中毒を予防してほしい」と話している。

★鳥取県:鳥取市内の保育園における感染性胃腸炎疑いの集団発生(第1報)

【鳥取県報道資料 20170607日提供 資料提供】

67日(水)、鳥取市内の保育園から東部福祉保健事務所に「多数の園児に嘔吐、下痢等の胃腸炎症状が発生している。」との報告があった。

患者発生状況(67日(水)午後1時現在)

【園児】在籍者数 230名  累計患者数26名  現有症状者数 17

【職員】在籍者数 46 累計患者数 1 現有症状者数1

 施設名:社会福祉施設鳥取福祉会 かんろ保育園

   施設長:園長 浦林 幸子(うらばやし さちこ)

 所在地:鳥取市立川町六丁目172

主な症状:嘔吐、下痢  重症者なし    発症日:61

  (注)集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者が発生した場合をいう。

   ※患者のプライバシー保護の観点から、当該施設への取材には御配慮ください。

今後の対応

1)原因究明のための有症状者の便検査

2)施設及び家庭での二次感染防止対策の徹底の指導

3)園児及び職員の健康調査の継続

 <感染性胃腸炎(5類感染症)>

○感染性胃腸炎とは、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸症状を主とする感染症です。

○原因としては、細菌性のものとウイルス性のものがあり、ウイルス性のもののうち、ノロウイルス及びロタウイルスが代表的なものです。

○鳥取県感染症流行情報第21週(522日~528日)によると、東部及び西部地区で患者報告数が増加し、西部地区で流行しています。

 <各施設における予防対策>

○下痢、嘔吐、腹痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること。

○施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。

○下痢便や嘔吐物の処理をする場合は、使い捨て手袋、エプロン、マスクを使用するとともに、手洗い、十分な消毒を行うこと。

○手すり、ドアノブ、汚染衣服等の消毒を行うこと。

○施設内で予防対策を確認し、正しい知識を普及すること。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、関東で流行本格化 警報基準値上回る地域も

【医療介護CBニュース2017年69() 11:50配信】

https://www.cbnews.jp/news/entry/20170609113402

 関東地方で、主に小児が感染して気管支炎などを起こすA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の流行が本格化している。529日から64日までの週の患者報告数は、東京、神奈川、千葉、群馬、茨城の5都県で今年最多を記録。警報基準値を上回る地域も出てきており、患者が増加傾向の自治体では警戒を強めている。【新井哉】

  529日から64日までの週の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は、千葉県で前週比26%増の4.27人、群馬県で21%増の4.14人、神奈川県で12%増の3.75人、茨城県で6%増の3.48人、東京都で1%増の3.27人となった。埼玉県は微減の4.28人、栃木県(2.0人)も若干減ったが1カ月前の1.5倍の報告数となっている。

  関東地方で患者報告数が最も多い埼玉県では、春日部保健所管内で警報基準値(8.0人)に達した。同県は川越市(7.25人)、川口(7.18人)、熊谷(7.0人)の保健所管内でも「多い状況が続いている」と指摘している。

  茨城県は4週連続で増えており、筑波保健所管内で警報基準値の2倍近い15.5人を記録した。群馬県でも富岡(11.5人)、桐生(8.8人)の保健所管内で警報基準値を超過しており、同県は手洗いを徹底し、感染予防に努めるよう呼び掛けている。

  このほか、東京都の世田谷(7.38人)、神奈川県の平塚(6.71人)、千葉県の印旛(6.75人)などの保健所管内でも多かった。

  A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、レンサ球菌が引き起こす感染症で、気管支炎に加え、中耳炎や肺炎、化膿性関節炎、骨髄炎、髄膜炎などを起こす。主に小児の間で発生。鼻汁や唾液中の菌の飛散などで感染し、家庭や教育施設での集団感染が多い。予防法は、患者との接触を避けるほか、うがいや手洗いなどが有効とされている。

3 異物混入(異物混入は危険なものはもちろんですが、健康障害を起こさない事例でも経済的な損失をきたします)

★栃木県:那珂川の馬頭小学校給食にボルト混入  調理器具部品

【下野新聞201769日 朝刊】

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20170609/2716069

 那珂川町馬頭小で7日に提供された給食のワカメスープに金属製ボルト1本(直径1・2センチ、長さ2センチ)が混入していたことが8日、町教委への取材で分かった。児童が口に入れる前で、同じ鍋で調理した給食が提供されている馬頭中の生徒も含めて健康被害はなかった。

 町教委学校教育課によると、7日午後0時半ごろ、馬頭小6年生の児童がボルトに気付き、担任に報告。同校が町学校給食センターに連絡した。5、6年生3クラスと馬頭中の全校生徒ら計404人分が同じ鍋で調理されていたが、児童生徒や検食していた馬頭小の教頭に被害はないという。

 調理を受託する宇都宮市内の業者などが調べたところ、ボルトは野菜などを切る調理器具のスライサーの部品と判明。スープの具材の白菜を切った後、器具に付着した白菜を取るために刃の部分を固定しているボルトを外していた。業者は「確認が不十分だった」などと説明しているという。

★佐賀県:給食にまた異物 伊万里市学校給食センター

【佐賀新聞20170614 0850分】

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/437617

■市教委、3日間業務停止に

 伊万里市教育委員会は13日、市立大坪小学校で、2人の児童の給食からプラスチック片と金属とみられるかけらがそれぞれ見つかったと発表した。1日に続く異物の混入で、市は16日までの3日間、市学校給食センター(東山代町)の業務を停止して調理機器の一斉点検や原因究明に当たる。

 市教委によると、2年の男子がサワラの黄金焼きの衣部分に長さ6ミリ、幅3ミリのプラスチック片が着いているのを発見。4年の男子は、きんぴらごぼうに光沢のあるかけらが入っているのを見つけた。いずれも食べる前に見つかった。給食は市内の小中学校と幼稚園24カ所に提供したが、ほかに健康被害を訴えている児童生徒はいないという。

 市内では5月16日、中学校の給食のみそ汁から金属片が見つかり、今月1日には大坪小で缶詰の削りくずの金属片が混入していた。これを受けて市は10日に調理機器の点検したという。

 15、16の両日は弁当の持参を求める。19日以降の給食再開は「未定」としている。市教委は「あってはならないことが度重なって起き、大変申し訳ない」と話している。

★佐賀県:伊万里市の給食異物混入 調理器具材質と成分一致せず

【佐賀新聞20170615 0720分】

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/437924

 伊万里市学校給食センター(東山代町)で調理された給食に異物の混入が相次いでいる問題で、市教委は14日、大坪小で1日に見つかった金属片の成分を調査機関で分析した結果、センターの調理機器の材質と一致しなかったと明らかにした。食材納入時や配膳時に混入した可能性も想定し、原因究明を急いでいる。

 センターが提供した給食を巡っては5月16日に伊万里中で金属片、今月1日と13日には大坪小で金属片やプラスチック片が確認された。1日に大坪小で見つかった金属片は当初、缶詰の削りくずの可能性があると発表していたが、成分が一致しなかった。

 14日も調理スタッフが金属製のざるなどを点検したが、欠損や摩耗は見られなかったという。15日に再度点検する。市教委は「センター内での混入の可能性も引き続き調べるが、納入業者や教室での配膳にも注意したい」と話している。

 14日は臨時の校長会を開き、教室内の安全管理を研修した。センターは16日までの予定で業務を停止しているが、再開のめどは立っていない。

4 食の安全情報

<違反食品・自主回収等関係情報>

★新潟県:魚沼新潟物産、中国産原材料商品に「国産」強調シール 食品表示法違反

【読売新聞2017年6月14日】

 農林水産省は13日、魚沼新潟物産(南魚沼市)が販売した「炊き込みごはんの素(もと)しめじ」など3商品で、中国産ヒラタケを原材料に使っていたにもかかわらず「国産しめじ入り」とのシールを貼るなどの食品表示法違反があったと発表した。

 発表によると、同商品のほかにも「炊き込みごはんの素 筍(たけのこ)」で中国産タケノコやシイタケを使ったが、国産と強調するシールを貼るなどの違反があった。同社は違反のあった3商品を県内や東京など直営の6店で2012〜15年に計約3800個販売したが、すでに回収を済ませていて、現在は販売していない。

★愛知県公表「かちり干(魚介類加工品)」の食品等の自主回収を行っています。

自主回収対象品

商品名 かちり干(魚介類加工品)  形態外箱:段ボール内箱:紙箱  内容量 1kg×12

ロット番号 C-4 C-6 C-7

回収に着手した年月日 平成29612

自主回収の理由

食品衛生法に基づく添加物使用基準及び食品表示法に基づく表示基準の認識不足

製造者の名称および所在地 有限会社 マルキ商店 知多郡南知多町篠島字浦磯46

回収の方法等 納品先に依頼し回収

問い合わせ先 有限会社 マルキ商店 電話番号 0563-67-3070

★北海道公表年月日  平成29年6月11日(日)

食品衛生法違反者等の公表について

 違反食品 

食品等の名称  牛乳(品名:MOMO牛乳)

  製造日:平成29年6月3日(土)  消費期限:平成29年6月8日(木)

  (合成樹脂製容器包装入り 200g、900g、20L)

違反した法令の名称及び適用条項   食品衛生法第11条第2項違反

違反の具体的な内容  成分規格違反:大腸菌群陽性 (成分規格:大腸菌群陰性)

違反の原因となった製造施設等の名称等

 施設名称   MOMO工房

 施設所在地   北海道深川市一已町字一已1863番地

 営業者氏名   株式会社MOMO工房(代表取締役 鹿島 稔) 乳処理業

行政処分等の内容及び措置状況等

  北海道深川保健所は営業者に対し、文書により原因の究明及び改善等について指示した。

★セブン、ポテサラ2万5千個回収・返金へ 茨城で販売

【朝日新聞デジタル2017691213分】

http://www.asahi.com/articles/ASK693SV5K69ULFA00H.html

 セブン―イレブン・ジャパンは9日、茨城県内で販売した「ハムとポテトのサラダ」約2万5千個を回収し、返金すると発表した。使用原材料の表記に、アレルギー原因物質の「小麦」の表示が漏れていた。健康被害は報告されていないという。

 回収対象は、消費期限が「2017年6月10日午後1時」までの同商品。茨城県内の製造委託先工場で生産され、同県内のセブン―イレブン633店舗で5月23日~6月8日に販売された。問い合わせは委託先の美野里デリカ(0120・322・092、午前9時~午後5時)。

茨城県公表平成29年6月9日(金)

「ハムとポテトのサラダ」の自主回収について

平成29年6月9日(金),美野里デリカ株式会社から,水戸保健所長へ「ハムとポテトのサラダ」の自

主回収着手報告書が提出されましたのでお知らせします。

1 製造者

製造者名: 美野里デリカ株式会社  住所: 茨城県小美玉市納場617-1

2 自主回収対象品

商品名 ハムとポテトのサラダ   形 態 個包装パックサラダ  容 量 153g

消費期限 17.5.25 午前3時 ~ 17.6.10 午後1時

食品の自主回収情報 平成29年6月9日(金)

3 出荷数量 等

出荷先: 茨城県内セブンイレブン 633店舗

出荷年月日: 平成29年5月23日~平成29年6月8日  出荷数量: 25,010パック

4 回収理由

ラベルの貼り間違えによるアレルギー物質(小麦)の表示が欠落していたため。

※ 小麦は食品表示法に基づき表示が義務づけられています。

5 回収に至った経緯  自社でのラベル再確認時に表示の欠落が発覚した。

6 回収方法等  店頭から撤去し,自主回収の店頭告知及びホームページでの告知を行う。

7 問い合わせ先

名称: 美野里デリカ株式会社  所在地: 茨城県小美玉市納場617-1

電話番号: 0120-322-092  受付時間: 9:00~17:00

8 健康被害等の苦情の有無   無し。

9 保健所の対応  当該施設に対して,迅速な自主回収及び再発防止策を講じるよう指示した。

HACCP関係情報>

★HACCP取得を支援 県、業者向け研修会開催

【福島民報社2017年611 9:38配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170611-00000378-fminpo-l07

福島県は今年度、県内の中小・小規模食品製造業者への食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の普及推進に向け、実証事業者による導入モデルプラン作りや、事業者向け研修会の開催に乗り出す。

  実証事業は希望者を募り、県が認証取得をサポートする。成果を研修会で示し、他の事業者の参考にしてもらう。ハサップは原材料入荷、製造・加工、出荷までの各工程で食中毒などの健康被害につながる危険を把握・分析し、記録するシステム。加熱時の温度や時間、包装時の異物検出などを重点とする。異物の混入や細菌による汚染などが生じた際の原因究明や再発防止に役立つとされ、欧米で普及している。

  政府は東京五輪・パラリンピックを視野に食の安全を国際的な指標で担保するため、義務化を検討している。県によると、県内でハサップを取得しているのは比較的大規模な9施設のみ。中小・小規模業者には事務手続きや設備投資などを懸念する声が少なくない。

  東京五輪では野球・ソフトボール競技の一部が県内で行われ、視察や合宿、観戦などで外国人の来県が見込まれる。県は農林水産物の生産側に加え、食材を提供する食品関係業界の安全意識を高める必要があるとみている。県食品生活衛生課は「宿泊施設や飲食業など幅広い事業者にHACCP導入を考えてほしい」としている。

<アレルギー関係情報>

★京都府:宇治の市立保育園で代替食取り違え、おやつに金属片も 

【京都新聞20170614 2340分】

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170614000218

京都府宇治市宇治の市立善法保育所で、食物アレルギーの園児に与える代替食を取り違えたことが14日分かった。同じ卵アレルギーの園児同士のもので健康被害はなかった。

 市によると13日午前、1歳男児に、自宅から持参した代替食を与えた際、名前の確認を十分行わず誤って別の1歳男児の代替食を与えたという。

 また同日午後、2歳女児がおやつのじゃがもちを食べたところ、金属片(直径7ミリ、高さ5ミリ)が混入しているのに気付いてはき出した。原因は不明という。

 同市では、4月にアレルギー除去給食の誤配で小学生2人が救急搬送されるなどアレルギー対応でミスが相次いでいる。

<ジビエ関係情報>

★ジビエ食材に愛着を、スーパースイーツ調理専門学校 金沢でイノシシ捕獲、解体見学

【北國新聞社6/13() 1:10配信(抜粋)

 スーパースイーツ調理専門学校(金沢市南町)は、同市高坂町のイノシシ肉の加工施設「ジビエ工房三谷」と連携し、イノシシの捕獲や解体を見学する授業を始めた。裏方の苦労への理解や、地元ジビエ食材への愛着を深める。

. 9日、2年生6人が工房のメンバーとともに同市伝燈寺(でんどうじ)町を訪れ、捕獲されたイノシシの肉に傷が付かないよう電気で仕留める「止め刺し」を見学した。工房ではイノシシの血抜きや内臓処理の方法も学んだ。

 同校は調理の指導だけでなく食材の生産現場も知るため、農園での収穫体験などを授業に取り入れている。イノシシ肉の加工施設での授業は、来年度以降も継続して行う。

 北大晟さん(20)は「実際の加工現場は印象深かった。多くの人が関わって食材ができていることを再確認できた」と話した。

★<狩猟免許>狩りガール急増で最多 “ジビエ”人気背景に

【毎日新聞6/11() 17:32配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170611-00000026-mai-soci

奈良県内で狩猟免許を取得している女性が2016年度末時点で62人と、過去最多に上っていることが、県への取材で分かった。ハンター不足による鳥獣被害が取り上げられたり、野生鳥獣の肉を使ったジビエ料理が注目されたりしている中、狩猟に関心を寄せる「狩りガール」が急速に増えているとみられ、狩猟免許取得者を増やそうと取り組む県の担当者も「思った以上で、うれしい驚き」と喜ぶ。【矢追健介】

  県内を含め、山に囲まれた紀伊半島内陸では古くから狩猟が盛んだ。県によると、記録が残る1979年度以降の県内の狩猟免許取得者数は、81年度には3368人を数えたが、その後は減少傾向となり、2000年代半ばには1600人台に落ち込んだ。60歳以上の割合が現在7割弱と高齢化も進んでいる。

  一方、ここ数年は2000人近くまで増え、盛り返しの兆しが見える。中でも注目されるのが女性ハンターの顕著な増加だ。00年代前半までは一貫して10人未満だったが、11年度に15人となり、13年度は25人、さらに14年度には34人。男性に対する割合こそまだ低いが、急増ぶりが目立つ。全国でも13年度に2600人超の女性が免許を取得した。

奈良女にサークル

 環境省が狩猟フォーラムを各地で開催するなど、県も含めた行政は鳥獣被害防止の一環で若手ハンターの育成に取り組んでいる。ジビエ(野生鳥獣肉)の普及も狩猟への関心が高まる背景のようだ。奈良女子大の狩猟サークルに所属する大学院生、竹村優希さんは「地域に関する研究で野迫川村に行った際、狩猟のことを知って興味を持った。他大学にはジビエや狩猟をゼミ活動に取り入れている所もある」と話す。

  県猟友会の上田光彦会長は「もっと女性に興味を持ってもらい、若手ハンターの増加につなげたい。女性ハンターの横のつながりも作っていきたい」と話した。

 ■ことば

 ◇狩猟免許

  狩猟の際に必要な免許で第1種銃猟(散弾銃、ライフル銃)第2種銃猟(空気銃)わな猟網猟-の4種類。銃猟は20歳、それ以外は18歳以上などの要件があり3年ごとに更新する。試験は関連法令などの知識と適性、技能が問われる。実際に狩りをするには都道府県ごとに登録する。猟銃を持つ場合は銃刀法に基づく許可が要る。免許取得の問い合わせは県猟友会(0742・26・8125)。

<その他の情報>

★福島県:喜多方市小学校給食に期限切れの牛乳を提供

【河北新報20170610日土曜日】

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170610_63040.html

 喜多方市教委は9日、賞味期限切れの牛乳が小学校の給食で提供されていたと明らかにした。計10個が見つかり、4校の児童計7人と教諭1人が飲んだが、健康被害は確認されていない。

 牛乳は会津中央乳業(福島県会津坂下町)が製造した1パック200ミリリットル。塩川小の児童が7日の給食で飲み、異変に気付いた。市教委の調査で見つかった10個の賞味期限は3月28日~4月20日。いずれも通常は付いているストローがなかった。

 福島県によると、保健所の調査で製造から出荷、廃棄までの管理に問題はなかった。同社は何者かが工場に侵入し混入させた可能性もあるとして「被害届の提出も含め、警察に対応を相談している」と説明した。

 市教委は全児童の家庭に文書などで経過を報告し、謝罪した。

★デング熱の「運び屋」からバリアーで身を守れ! - 厚労省、蚊対策のポスター作成

CBnews6/10() 19:30配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170610-19300000-cbn-soci

 感染症の運び屋 蚊からバリアーで身を守れ!!!-。厚生労働省は、デング熱・ジカ熱対策の一環として、こんなキャッチフレーズを付けたポスターを作成し、ホームページに掲載した。10月ごろまで活動し、日中に活発に吸血するヒトスジシマカから身を守るため、やぶなど蚊がいそうな場所に行く時は、虫除け剤を使ったり、肌の露出を少なくしたりするよう呼び掛けている。【新井哉】

  ヒトスジシマカが媒介するデング熱に感染すると、414日の潜伏期間を経て、38度を超える高熱や頭痛などを発症するほか、体幹部に発疹が現れることも多い。海外では死者も出ている。2014年には約70年ぶりに国内感染の患者が発生し、東京を中心に162人の患者が確認された。15年以降は国内での感染報告はないが、海外で感染する輸入症例が絶えない。

  デング熱の今年の患者報告数(528日時点)は73人。都道府県別では、東京(15人)、神奈川(11人)、埼玉(7人)、大阪(6人)、茨城(5人)、群馬と愛媛(共に4人)などで患者(いずれも輸入症例)の報告があった。同じくヒトスジシマカが媒介するジカ熱についても昨年以降、輸入症例の報告が絶えず、国内感染が起きることが懸念されている。

  デング熱・ジカ熱の対策がなぜ必要なのか。ポスターでは、感染した人の血を吸った蚊(ヒトスジシマカ)の体内で原因となるウイルスが増え、その蚊が他の人の血を吸う時にウイルスを移して感染を広げることを説明。媒介する蚊に刺されないように、虫除け剤の使用や肌の露出の少ない服装を勧めている。

  感染した後の症状・影響も記載。妊婦がジカ熱に感染すると小頭症などの先天性障害を持った子どもが生まれたり、デング熱に感染した場合は出血を伴う「デング出血熱」となって重症化したりする恐れがあることを挙げている。

<給食牛乳の体調不良問題>

★給食の牛乳に違和感 原因は「風味の違い」

NHKNWESWEB 2017年614 629分】

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170613/k10011016761000.html

茨城県内で学校給食の牛乳を飲んだ3000人を超える小中学生が味やにおいに違和感を訴えた問題について、茨城県は「食中毒などにつながる衛生上の問題はなく、風味の違いが原因だった」とする調査結果を公表しました。

今月5日、茨城県内の小中学校と特別支援学校で、3000人を超える児童や生徒が給食で出された牛乳の味やにおいに違和感を感じ、このうち600人余りが体調不良を訴えました。茨城県は残された牛乳の品質検査を行うとともに、牛乳を製造した水戸市の業者に立ち入り調査に入り製造工程に問題がなかったか確認しました。

その結果、食中毒につながるような衛生面の問題は見つからなかったということです。そのうえで、味やにおいの違和感につながった原因を調べたところ、ふだんは複数の農場の牛乳を混ぜ合わせて出荷していたものの、今回は1つの農場の牛乳だけを使っていたことがわかりました。

これを受けて茨城県は13日夜、今回の問題について「衛生上の問題はなく、風味の違いが原因だった」と結論づけたうえで、業者に対し牛乳の味やにおいに違和感を感じさせないよう製造することを指導しました。牛乳の製造業者は「多くの子どもたちが異常を訴えたことを真摯(しんし)に受け止めて、再発防止に努めます」とコメントしています。

★茨城県:学校給食での牛乳異臭は「原料の風味違い」

FNN02017年614 21:33

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00361300.html

原因は、原料の風味の違いだと明らかにした。

5日に水戸市などの小中学校で、3,000人以上の児童や生徒が、学校給食の牛乳の異臭を訴え、そのうち639人が体調不良を訴えた問題で、茨城県は調査した結果、食中毒につながる衛生的な問題ではなく、「原料による風味の違いの問題」だったとする内容を発表した。

通常は、複数の農場の牛乳を混ぜていたものの、今回は、単一の農場の牛乳を使用したため、児童が風味の違いに、敏感に反応した可能性があるという。

茨城県生活衛生課報道発表平成29年6月14(抜粋)

学校給食用牛乳の異臭等苦情事案に係る試験検査結果の公表について

http://www.shoku.pref.ibaraki.jp/cgi/news/data/doc/1497434911_1.pdf

1 製造工程に係る調査結果

6 5 日,6 日,7 日, 8 日の計4回水戸保健所が施設調査を実施し,衛生管理状況及び製造管理記録を確認したところ,衛生管理に問題が無いことを確認しました。

なお,本事案では,「消毒臭がする」との訴えが主でしたが,当該施設における器具機材の洗浄方法及び当該苦情品の製造順番等から,消毒液残留の可能性は極めて低いことを確認しました。

【主な調査内容及び結果】

2 当該苦情品の試験検査結果

検査結果から,当該苦情品に問題は認められませんでした。

なお,「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」に基づく成分規格に適合しているため,当該苦情品が法的に適合した製品であることを確認しました。

【検査結果】

※1 臭気,味覚,風味,後味

※2 「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」に基づく成分規格

・理化学検査(無脂肪乳固形分,乳脂肪分,比重,酸度)

・微生物学的検査(細菌数,大腸菌群数)

※3 食中毒菌(11菌種)のほか,一般細菌数及び大腸菌群数

・11菌種:サルモネラ菌,黄色ブドウ球菌,腸炎ビブリオ,病原性大腸菌,

ウエルシュ菌,セレウス菌,カンピロバクター,ビブリオ類似菌,エルシニア,エロモナス,プレシオモナス

3 結果の判定

立ち入り調査結果及び当該苦情品の試験検査結果から,本事案は食品衛生上の問題ではないと判定しました。

検査項目検体数検査結果

官能検査(※1) 4検体異常なし

成分規格検査(※2) 4検体

理化学検査:適合

微生物学検査:適合

食中毒菌等検査(※3) 2検体

食中毒菌:陰性

一般細菌数及び大腸菌群数:適.

2017nen 6gatu

2017年6月 9日 (金)

2017年6月9日号PDF版

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2017年6月9日号

     
 

食中毒週刊

 

ネットニュース

 
 

2017年6月9日号

 

編集発行:笹井 勉

 

食品衛生アドバイザー

 

(元墨田区食品衛生監視員)

 
 

*このニュースは版権をクリアしているものでありませんので、個人用として使用してください

 

【注意】:2017年6月8日までにネット上等で食中毒や食の安全に関する情報で発表のあったものを個人的にまとめて編集したものです。見出しは編集してあります。版権をクリアしたものではありません。食の安全、調理従事者の衛生教育用(朝礼など)に使うことを目的にしていますので、事例を参考に「食中毒事故防止」や「食の安全な取り扱い」に役立ていただければ幸いです。

不都合な掲載があった場合はこちらsa19452004@yahoo.co.jpに連絡していただければただちに削除します。

トピックス

★茨城県内:学校給食の牛乳に3700人余りが違和感、379人が体調不良

NHKNEWSWEB 201767 638分】

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170607/k10011008841000.html?utm_int=news_contents_news-genre-new_003

5日、茨城県内の小中学校などで、給食で出された牛乳を飲んだ児童・生徒ら合わせて3700人余りが相次いでにおいや味に違和感を訴えた問題で、保健所は出荷された牛乳の成分の詳しい検査を行って原因を調べています。

茨城県教育委員会によりますと、5日、学校の給食で出された牛乳を飲んだ児童や生徒から相次いで「消毒臭がする」とか「水っぽい」などの訴えがあり、その後の調査で、県内の7市1町の小中学校と特別支援学校、合わせて61校で、3700人余りが違和感を訴えたことがわかりました。

このうち、379人が吐き気などの体調不良を訴えて、2人が医療機関を受診しましたが、いずれも症状は軽いということです。

牛乳はいずれも水戸市の「いばらく乳業」が製造した200ミリリットルの紙パック製品で、水戸保健所はこの会社に立ち入り調査を行って、製造過程が記録されている書類などを確認しました。

また、県の薬剤師会の検査センターで学校から回収した未開封の牛乳の味覚などを調べる検査も行いましたが、異常は見つからなかったということです。

水戸保健所では、県の衛生研究所でこの牛乳に食中毒を引き起こす菌が含まれていないかなど成分の詳しい検査を行って原因を調べています。

一方、「いばらく乳業」では、7日、工場のパイプやタンクなどの設備の部品を一つ一つ点検し、製造過程に問題がなかったか調べることにしています。

牛乳会社が設備点検 給食異臭 異常、確認できず

【茨城新聞2017年6月8日】  

県内の学校給食で5日、牛乳を飲んだ児童生徒ら約3700人が異臭など違和感を訴えた問題で、牛乳を製造した水戸市笠原町の「いばらく乳業」は7日、製造過程に問題がなかったか、生産ラインなど設備の点検作業を行った。水戸保健所は回収した未開封の牛乳について食中毒の疑いがないかなど成分を検査し、原因を調べている。

 同社は5日以降、牛乳を製造した工場のタンクやパイプ、パック詰めする機械などを点検。異常を訴えた学校から回収した未開封の牛乳の検査も行ったが、7日現在、異常は確認されなかったという。

 同社の高安謙生産部長(57)は「不快な思いやご心配をかけた方々に謝罪する。原因究明と安全の確保に努めたい」と話した。

 県食の安全対策室などによると、水戸保健所が56の両日、同社を立ち入り調査したが、製造工程での異常は確認されなかった。回収した牛乳についても、臭いや風味などを確かめる外部機関で検査したが、異常はなかったという。引き続き、細菌や成分の詳しい検査を進める。

 県教委によると、同社による牛乳の出荷は県内16市町村全ての学校で停止。7日、別の乳業メーカー2社が牛乳の提供を始めた。新たに体調不良を訴えた児童生徒はいないという。

 同問題は、給食で出た牛乳を飲んだ県内8市町の計61校の児童生徒ら約3700人から、「変な臭いがする」「味がおかしい」などと訴えが相次ぎ、うち379人が吐き気など体調不良を訴えた。2人が医療機関を受診した。 

1 食中毒

ノロウイルス (生カキや感染した調理人の手指等からの汚染が原因に)

★大阪府:吹田市のそば店で21人が食中毒 ノロウイルス

【大阪府報道発表資料 提供日 201768日 提供時間 140分】

内容  次のとおり食中毒が発生し、吹田保健所が原因施設に対し、3日間の営業停止処分を行いましたのでお知らせします。

1 原因施設

 名称:そば辰

 所在地:吹田市岸部南1丁目17-2

 営業者:達川 英夫

 業種:飲食店営業

2 経過

○平成29年6月5日(月曜日)午前9時頃

 吹田保健所に広島県内の私立高校から以下のとおり連絡あり。

 ・6月2日(金曜日)から3日(土曜日)にかけて部活の遠征で来阪し、吹田市内で宿泊。その際、吹田市内の飲食店を利用した。

 ・3日(土曜日)、広島へ帰る途中のバスで23名中9名が嘔吐などの食中毒様症状を訴えたため、医療機関へ救急搬送した。

○6月5日(月曜日)午前11時30分頃

 この連絡を受け、直ちに吹田保健所は私立高校が利用した施設の調査、患者等への聞き取り調査、検便依頼を行ったところ、以下の事実を確認。

 ・施設への聞き取りによると、6月2日(金曜日)に原因施設を利用した別の団体客(37名)も、約10名が同様の食中毒様症状を呈している。

 ・原因施設の調理従事者複数名が食中毒様症状を呈している。

○6月8日(木曜日)

 調査の結果、患者に共通する食事は原因施設で調製し提供された食事以外になく、患者の発症状況も類似していること、並びに患者便5検体及び調理従事者便7検体からノロウイルスが検出されたことから、食中毒と断定。

 ・病因物質:ノロウイルス

 ・原因食品:6月2日(金曜日)に原因施設で調製し提供された食事

3 患者の状況

(1)発症日時:6月3日(土曜日)午前6時40分から6月5日(月曜日)午前4時まで

(2)調査数:37名(6月8日(木曜日)午前9時時点)

(3)患者数:21名[男性20名(15歳から59歳)、女性1名(32歳)]

      うち受診者数:12名[男性12名(15歳から59歳)]

(4)主症状:下痢、発熱、嘔吐等

       ※入院者はなく、患者はいずれも軽症。

4 原因施設に対する措置内容

 吹田保健所は本日、原因施設に対し、6月8日(木曜日)から10日(土曜日)まで3日間の営業停止を命じました。なお、原因施設は6月5日(月曜日)より営業を自粛しています。

 違反理由:食品衛生法第6条第3号違反(食中毒の発生)

5 ノロウイルスについて

 ノロウイルスに感染すると、嘔吐、下痢、腹痛等の症状が現れます。特に子どもや高齢者の場合は重篤化することもあり、注意が必要です。

 ノロウイルスによる食中毒を防ぐために、以下の注意点を守ってください。

(1)調理の前後、トイレの後、食事の前などは、石けんを十分泡立てて流水で手をしっかりと洗いましょう。

(2)加熱が必要な食品は中心部までしっかりと加熱しましょう。

(3)まな板、包丁、食器、ふきんなどは使用後すぐに洗うとともに、熱湯(85℃以上)で1分以上加熱しましょう。

  また、加熱の代わりに塩素系漂白剤で浸すように拭くことも効果があります。

(4)調理に携わる人は体調管理に努め、下痢・吐気等の症状がある場合は食品に触れる作業はしないようにしましょう。

(5)ノロウイルスは、乾燥すると空中に漂い、口に入って感染することがあります。患者の嘔吐物は、乾燥する前に塩素系漂白剤を浸した新聞紙等でそっと覆い、静かに拭き取りましょう。嘔吐物が付着していた床等も塩素系漂白剤で拭き取り、作業が終わった後はていねいに手を洗いましょう。

★広島市:市内のホテルを利用した15人が食中毒 ノロウイルス

【広島市公表2017年6月7日(抜粋)

事件の概要

 平成29年6月5日(月)午後5時頃、他自治体より広島市保健所に、「広島市内のホテルを利用した1グループ4名中3名が下痢、嘔吐等の症状を呈している」との連絡があり、調査を開始した。

  調査したところ、6月2日(金)から6月3日(土)にリーガロイヤルホテル1階「オールデイダイニング ルオーレ」を利用した7グループ15名が、6月3日()午後5時から6月5日(月)午後1時にかけて、下痢、発熱、嘔吐、腹痛等を発症していた。

  患者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の共通食は当該施設が提供した料理のみであり、医療機関から食中毒患者の届け出があったことから、広島市保健所は、この施設が提供した料理を原因とする集団食中毒事件と判断し、6月7日(水)、「オールデイダイニング ルオーレ」の営業者に対して、当該施設の営業の禁止を命令した。

患者の状況

(1) 患者数  15名 入院なし(6月7日(水)15時現在)

(2) 主症状  下痢、発熱、嘔吐、腹痛等

原因施設

(1) 施設名      リーガロイヤルホテル広島 (オールデイダイニング ルオーレ[1F]、洋食主厨房[地下2F]、洋菓子製造部門[3F]、ベーカリー[地下2F]

(2) 営業の種類   飲食店営業 他

(3) 営業所所在地  広島市中区基町6番78号

(4) 営業者氏名   株式会社 リーガロイヤルホテル広島

原因食品

6月2日(金)~6月3日(土)に提供された昼及び夜のビュッフェ料理

 昼:イカと山芋の香草ソース、チキンと野菜のトマト煮込み、サラダ、デザート各種、他約20種類

 夜:やわらか牛ほほ肉、3種盛り合わせ(ローストビーフ、ポークの網焼き、チキンソテー)、サラダ、デザート、他約24種類

病因物質  ノロウイルス

★沖縄県:竹富・小浜小中、給食で32人食中毒 ノロウイルス

【琉球新報201766 06:30

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-509453.html

 県保健医療部衛生薬務課は5日、竹富町立小浜小中学校で5月30日に同校の単独調理場から提供された給食によって食中毒が発生したと発表した。給食を食べた児童・生徒、教職員の76人のうち、32人に嘔吐(おうと)や下痢、腹痛などの症状が出た。症状が出たうち8人からノロウイルスが検出されたため、八重山保健所は5~7日までの3日間、調理場に営業停止の行政処分を出した。

 県によると給食は児童・生徒53人、教職員など23人が食べた。そのうち、児童・生徒25人、教職員など7人に、5月31~6月1日にかけて症状が出た。数人が診療所を受診したが、現在症状は全員回復している。

  調理場は竹富町教育委員会が運営。給食は赤飯、シカムドゥチ、にんじんしりしりー、チンピン、牛乳だった。保健所は食中毒の原因となった食品について調査を進めている。

  同小中学校は症状が多数出たため、1日の授業を午前中までとし、児童・生徒らは2日、弁当持参で登校した。調理場が停止する5~7日も弁当持参となる。

  竹富町教委によると、同町の学校で食中毒が発生するのは初めて。大田綾子教育長は「子どもたちが楽しみにしている学校給食で、あってはならない食中毒事案が発生したことは残念だ。父母や地域に心配をお掛けしていることを心からおわびしたい」と述べた。

★千葉県:浦安市“ディズニー”ホテルで34人が食中毒 ノロウイルス

【日テレNEWS24201763029分】

http://news.livedoor.com/article/detail/13150707/

 ディズニーリゾートのオフィシャルホテルで集団食中毒が起こった。

 食中毒が起きたのは、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルで、千葉県によると先月、結婚披露宴に参加した客34人がノロウイルスに感染した。保健所は2か所の調理場を4日まで営業停止処分としている。

千葉・浦安のホテルで集団食中毒、ノロウイルス検出

TBSニュース2017622244分】

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3069730.html

 千葉県浦安市のホテルで食事をした客34人が下痢や嘔吐などの症状を訴えました。保健所は、集団食中毒として、2日から3日間の営業停止処分を行いました。

 千葉県によりますと、先月28日に浦安市の「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」で結婚式の披露宴に参加し、食事をした客34人が、下痢や嘔吐などの症状を訴えました。一部の客が医療機関を受診し、このうち10人からノロウイルスが検出されました。入院をした人はいないということです。

 保健所がホテルに立ち入り調査を行い、提供された食事を原因とした食中毒と断定し、ホテル内の厨房とレストランの1つを2日から3日間の営業停止処分としました。

 調理担当者2人からもノロウイルスが検出されていて、県は調理担当者から感染した可能性もあるとみて調べています。

千葉県発表平成2962

食中毒の発生について(平成2962日)

概要

 平成29530日(火曜日)午後2時頃、松戸市内の住民から「528(日曜日)の浦安市内のホテルで行われた結婚披露宴の参加者に、下痢、嘔吐、発熱等の症状を呈している者がいる。」旨の連絡が市川保健所にあり、調査を開始した。

  調査の結果、528(日曜日)に浦安市内のホテル「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」で結婚披露宴に参加した4グループ240名のうち4グループ34名が下痢、嘔吐、発熱等の症状を呈していたことが判明した。

  患者に共通する食品は、当該施設が提供した食事に限られており、患者及び従事者の便からノロウイルスが検出されたこと、患者の発症状況がノロウイルスによるものと一致したこと及び医師から食中毒患者の届出があったことから、本日、市川保健所長は、当該施設を原因施設とする食中毒と断定し、営業停止処分を行った。

1 喫食者数  240(調査中)

2 患者数  34(調査中)  (男性2126歳から70歳、女性1327歳から90)

3 受診状況  医療機関受診者22名、入院患者なし(調査中)

4 主な症状  下痢、嘔吐、発熱

5 発症日時  平成29529日(月曜日)正午頃から

6 原因施設  

1.所在地:浦安市舞浜1番地9

営業者:ケーヨーリゾート開発合同会社 職務執行者 山本俊祐

 屋号:ジョージアンテラス パントリー  業種:飲食店営業

2.所在地:浦安市舞浜1番地9 12F

営業者:ケーヨーリゾート開発合同会社 職務執行者 山本俊祐

 屋号:12F 小宴会場 キッチン  業種:飲食店営業

7 原因食品  528(日曜日)に当該施設で提供された食事

(主な献立)タラバ蟹とミモザサラダ、マッシュルームとベーコンのスープ、スティックパイ、真鯛と帆立貝のデュエットサフランのソース 等

8 病因物質  ノロウイルス

9 行政措置  営業停止3日間(平成2962日から64日まで)

サルモネラ属菌食中毒(食肉や鶏卵などが原因)

★香川県:小豆島町の老人ホームで9人が食中毒 サルモネラ属群

【香川県公表平成29年6月5日(抜粋)

http://www.pref.kagawa.lg.jp/content/etc/web/upfiles/wvuu73170605175119_f01.pdf

1 概要

5月26日(金)1030分頃、小豆郡内の医療機関から「5月22日に社会福祉法人サンシャイン会が運営する軽費老人ホームの入所者2名が小豆郡内の医療機関を受診し、入院している。医療機関で実施した検便から、2名ともサルモネラ属菌が検出された。」との連絡が小豆保健所にあった。

調査したところ、軽費老人ホームのほかに、社会福祉法人サンシャイン会が運営する特別養護老人ホーム,デイサービスセンターの利用者等合計9名の患者が、5月2214時頃から下痢、発熱、嘔吐等の症状を呈しており、そのうち8名が小豆郡内の医療機関を受診していることが判明した。

患者らの共通食は、当該施設が提供した食事に限られており、患者及び調理従事者の検便からサルモネラ・トンプソンが検出されたこと、患者を診察した医師から「食中毒患者届出票」が提出されたことから、小豆保健所長は、当該施設を原因とする食中毒と断定し、飲食店営業を停止する処分を行った。

なお、患者は全員快方に向かっている。

2 摂食者数  237名(5月18日~22日の間で1日あたりの最大摂食者数)

3 患者数  9名(男性1名、女性8名)(うち、8名が医療機関を受診)

4 原因施設所在地  小豆郡小豆島町蒲生甲350

施設社会福祉法人サンシャイン会  経営者社会福祉法人サンシャイン会

理事長川西基雄(かわにしもとお)

5 症状  下痢、発熱、嘔吐等

6 検査  59検体(検査機関:香川県環境保健研究センター)

使用水1検体検食37検体  検便有症者8検体、調理従事者13検体

7原因食品  調査中

【5月20日に提供した主なメニュー】

朝食御飯、味噌汁、切り昆布の煮物、金時豆の甘煮、漬物等

昼食炊き込みピラフ、春キャベツのコールスロ-サラダ、スープ、牛乳等

夕食御飯、高野豆腐の卵とじ、ブロッコリーのごま和え、漬物等

8 病因物質  サルモネラ・トンプソン

9 行政処分(処分庁小豆保健所)平成29年6月6日(火)から6月10日(土)まで、5日間の飲食店営業

カンピロバクター食中毒(鶏肉の生食、沢水、未殺菌井戸水が原因)

★東京都:町田市の飲食店で地鶏刺身等を食べ16人食中毒 カンピロバクター

【町田市公表年月日 201768日】

営業者等の氏名

[住所]東京都目黒区下目黒二丁目173  K'SONEビル3F

[氏名]株式会社ネクストクリエイション  代表取締役 原 真太郎

施設の名称及び所在地

[名 称]龍の庭

[所在地]東京都町田市原町田六丁目1010号  第35東京ビル 3F

業種 飲食店営業(一般飲食店)

原因食品 526日に当該施設が提供したコース料理

[料理の主な内容]タコとおくらの山芋和え、雲丹とズワイガニの卵豆腐、季節野菜のサラダ、地鶏3種盛り(刺身、山葵漬け、ユッケ)、甘海老とサーモンのカルパッチョ、フライドポテト、地鶏焼き鳥、浅利の酒蒸し、地鶏の炙り焼き、ひつまぶし、デザート、飲み物

病因物質 カンピロバクター

不利益処分を行った理由 食中毒

不利益処分等の内容 68日から12日までの5日間の営業停止並びに施設及び取扱改善命令

適用条項 食品衛生法第6条第3号、第50条第3項及び第51条に規定する基準違反により、第54条から第56条までの規定を適用

備考 ・営業者は66日から営業を自粛している。1グループ29名中16名が、腹痛、下痢、発熱等を発症している。

★千葉市:市内の飲食店で11人が食中毒 カンピロバクター

【千葉市公表平成2965日】

原因施設  飲食店

原因食品  平成2965日に当該施設が調理、提供した食事

病因物質  カンピロバクター

患者数(死者数)  110

措置  営業停止3日間

★埼玉県:越谷市の飲食店で鶏のたたき食べ14人が食中毒 カンピロバクター

【埼玉新聞6/5() 22:20配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170605-00010005-saitama-l11

 埼玉県の越谷市は5日、同市南越谷1丁目の飲食店「炉端・串焼・旬菜いただき南越谷店」で食事をした2254歳の男女14人が下痢や発熱などの食中毒症状を訴え、うち6人からカンピロバクターが検出されたと発表した。

  市保健所は食中毒と断定し、食品衛生法に基づいて食事を提供した同店に対し3日間の営業停止処分にした。市生活衛生課によると、男女14人は525日午後6時半以降、刺し身や鶏のたたきサラダなどを食べ、28日正午から症状を発症。10人が医療機関を受診したが、入院した人はいないという

★新潟県:わき水持ち帰り 小学生ら43人が発熱など発生 カンピロバクター

【毎日新聞6/6() 11:45配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170606-00000040-mai-soci

 新潟県は5日、妙高市猪野山の山中で、わき水を飲んだ小学生とその家族43人が発熱や下痢などの症状を訴え、12人からカンピロバクターが検出される食中毒が発生したと発表した。全員快方に向かっているという。

  県によると、市内の小学校の3年生66人は5月26日、地域に伝わる水を調べる校外学習の一環で同所を訪れ、引率教員と共にわき水を飲んだ。児童がわき水をペットボトルに入れて持ち帰ったところ、飲んだ家族も相次いで発熱や下痢を発症した。3人が一時入院したが全員軽症で快方に向かっているという。カンピロバクターは野生生物などが保菌し、動物に汚染された河川にも生息している。

  県は、わき水を煮沸せずに飲用する授業は不適切だったとして同校を指導。わき水の近くには「生で飲まないように」などとする立て札を設置した。県は、「井戸水やわき水の水質は変動するので、煮沸してから飲むように」と呼びかけている。【堀祐馬】

<関連情報>

妙高「自慢の湧き水」で児童43人が食中毒 「名水もそのまま飲まないで」と新潟県

J-CASTニュース201766 1936分】

http://news.livedoor.com/article/detail/13166327/

新潟県妙高市立小学校の3年生児童らが飲んで食中毒になった湧き水は、県の調べによると、しみ出る場所ではなく、水を通したパイプから汲んでいた。県では、しみ出る場所が汚染されたことも可能性の1つとして考えられるとしている。

児童らの食中毒は、カンピロバクターという細菌によるものだった。鳥獣の腸管内にいるとされ、フンなどを通じて感染が広がる。

細菌カンピロバクターを検出

小学校では今回、校外学習の一環として2017526日、妙高市の猪野山地区の里山の頂上付近にある湧き水まで足を運んだ。水を自宅に持ち帰った児童もいるため、児童27人と家族16人の計43人が発熱や下痢などの症状を訴え、児童3人が入院する事態になった。3人はすでに退院し、ほかの児童らも快方に向かっているという。

この食中毒で、12人の便からカンピロバクターが検出され、県では、児童らが飲んだ湧き水が汚染されていたことが原因とみている。

県の生活衛生課が66日にJ-CASTニュースの取材に答えたところによると、湧き水のある場所は、水がしみ出る場所からパイプを12メートル引いて、汲みやすいようにしていた。湧き水は、土と砂が混じった地面からしみ出ており、県では、ここにたまった水がフンなどで汚染された可能性もあることを認めた。ただ、水はどこから来ているのか分からないため、もともと動物の死骸などに汚染された水だった可能性もあるとしている。

一方、この湧き水で食中毒になったという報告は、ここ数十年ないという。

新潟県内では、「名水」に選定されたところが60か所以上ある。今回の湧き水は、選定場所ではなかったが、こうした名水でも危険はあるのだろうか。

自己責任で飲む場合でも、煮沸してから

新潟県では、名水などでは定期的な水質調査も行っている。しかし、県の生活衛生課では、地殻変動などで重金属などの毒物が混入するケースも含めて、水質が変動することもありうるとして、「基本的には飲まないでほしい」と言っている。県のホームページでも、同様の理由から、選定した名水について「飲用について保証するものではありません」と書いている。

県では、自己責任で飲む場合でも、煮沸してからにするように呼びかけている。

妙高市教委のこども教育課は、小学校の教員らは、地元の人の案内で事前に湧き水の下見をし、その場で飲んだものの、食中毒の症状は出なかったと取材に説明した。コップも置いてある場所で、これまでにお腹を壊したといった話は聞いていなかったという。

「今回は、『地域のお宝を探す』という総合学習の一環として行い、地元でも自慢の湧き水だけに、先生方も子供たちに飲ませてあげたいという思いがあったのだと思います。しかし、湧き水を巡る条件が変わることを考えれば、認識が甘かったと思っています。今後は、選定された名水も含めて、子供たちに飲ませることは控えたいと考えています」

★青森県:八戸市の飲食店で5人が食中毒 カンピロバクター

【河北新報20170603日土曜日】

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170603_23032.html

 八戸市は2日、市内の飲食店「串兵衛」で5月19日に食事をした20~50代の男女5人が腹痛などの食中毒症状を訴え、うち2人からカンピロバクターを検出したと発表した。全員快方に向かっている。市保健所は同店を今月2日から5日間の営業停止処分とした。

★広島市:中区の飲食店で鶏レバー等を食べ9人が食中毒 カンピロバクター

【広島市公表平成29年6月5日(月)(抜粋)

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1358940127217/index.html

事件の概要

 平成29年6月2日(金)15時頃、市民から広島市保健所に、「5月27日(土)に、中区の飲食店を利用し、複数名が体調不良となった。」旨の連絡があり、調査を開始した。

  調査の結果、5月27日(土)夜に中区の飲食店「やきとり家すみれ 広島大手町店」を利用した1グループ52名中9名が、5月29日(月)から6月1日(木)にかけて下痢、発熱、腹痛等を発症していた。(6月5日(月)15時現在)

  患者便からカンピロバクターが検出されたこと、患者の共通食は当該施設が提供した料理のみであったこと及び医療機関から食中毒患者の届出があったことから、広島市保健所は、この施設が提供した料理を原因とする集団食中毒事件と判断し、6月5日(月)、「やきとり家すみれ 広島大手町店」の営業者に対して、当該施設の営業の禁止を命令した。

患者の状況

患者数、症状等

(1) 患者数  9名 入院なし(6月5日(月)15時現在)

(2) 主症状  下痢、発熱、腹痛等

原因施設

(1) 施設名       やきとり家()すみれ 広島大手町店

(2) 営業の種類    飲食店営業

(3) 営業所所在地   広島市中区大手町三丁目3番8号サンコート大手町1F

(4) 営業者氏名    株式会社Axion 代表取締役 秋山 豪紀(あきやま ひでとし)

原因食品

 5月27日(土)夜に提供された料理

レバッチョ(鶏レバーのカルパッチョ)、チーズタッカルビ(鶏と野菜の鉄鍋焼き)、焼鳥、鶏の唐揚げ、シーザーサラダ等

病因物質  カンピロバクター

(以下略)

黄色ブドウ菌(手指の傷などについて、弁当やおにぎりなどで起きます)

該当する記事は見つかりませんでした。

ウエルシュ菌(加熱済みの食品の前日調理などで起きます。給食病と言われています)

該当する記事は見つかりませんでした。

セレウス菌(加熱済みご飯やパスタなどで起きます)

該当する記事は見つかりませんでした。

化学物資による食中毒(魚のヒスタミンや洗浄剤の誤飲など)

該当する記事は見つかりませんでした。

寄生虫による食中毒(魚介類のアニサキスやクドアなど、動物の肉)

★川崎市:中原区の飲食店で3人が食中毒 アニサキス

【川崎市報道発表資料平成29年6月2日】

食中毒の発生について

川崎市中原区内の飲食店を原因施設とする食中毒が発生したので、お知らせします。

1 探知

平成29年5月31日(水)午後3時頃、中原区内の飲食店から「5月27日(土)に食事を提供したところ、腹痛等の症状を呈した3人の胃から、都内の医療機関でアニサキスが摘出された。」との連絡が川崎市保健所にありました。

2 概要

これまでの調査から、患者がアニサキスの潜伏期間内に鮮魚介類を生で喫食したのは当該飲食店のみであること、患者の胃からアニサキスが摘出されたこと、患者の症状がアニサキスによる食中毒の特徴と一致すること及び患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、本日、川崎市保健所長が当該飲食店を原因施設とする食中毒事件と断定しました。

本市では、引き続き調査を実施しています。

3 発症日時  平成29年5月27日(土)午後8時頃

4 患者数  3人

5 症状  腹痛、おう吐等

6 病因物質  アニサキス

7 原因施設

名 称 ○○○○○○○○○

所在地 川崎市中原区○○○○○○○○○

営業者 ○○○○○○○○○

業 種 飲食店 一般食堂

8 原因食品  平成29年5月27日(土)に当該施設で提供された食事

参考:喫食メニュー  刺身(サーモン、シメサバ、マグロ等)、チキンカツ、ホタテフライ等

9 措置  営業停止1日間 平成29年6月2日(金)

★福島県:会津若松市のスーパーのカツオの刺身で食中毒 アニサキス 

【朝日新聞20170603日】

 県は2日、5月30日に会津若松市のスーパー「コープ・ベスタにいでら」でカツオの刺し身を購入して食べた40代男性が、寄生虫アニサキスによる食中毒になったと発表した。男性は腹痛を訴えたが、すでに治ったという。県は同店の鮮魚販売部門を2日に限り、営業停止処分とした。

 2008年以来、県内でのアニサキス食中毒は年0〜3人だったが、今年はすでに4人と多発しており、県は注意を呼びかけている。

植物性自然毒食中毒(キノコや山野草などの中毒)

該当する記事は見つかりませんでした。

.動物性自然毒食中毒(フグ中毒や貝毒など)

該当する記事は見つかりませんでした。

病因物質調査中事件

★姫路市:「自然学校」で食中毒か 小学生13人が搬送

【朝日放送201762() 19:58配信】

兵庫県姫路市の小学校がきのう実施した野外活動で、児童13人が腹痛やおう吐の症状を訴え、病院に運ばれました。食中毒とみられます。

 姫路市によりますと、病院に運ばれたのは、小学校が企画した自然学校に参加した市立旭陽小の5年生13人で、きのう昼過ぎから腹痛・おう吐の症状を訴えていました。児童たちの症状は軽く、全員がきのうのうちに帰宅したということです。小学校は自然学校をきのうで切り上げ、児童に自宅で待機するよう指導しています。保健所はきょう、自然学校が開かれた施設を調べ、食事を提供した業者からも聞き取りをして、原因を調べています。

2 感染性胃腸炎情報(食中毒に直結するノロウイルスやロタウイルス、夏場は腸管出血性大腸菌など、及びその他の集団感染情報です)

★【感染症情報】手足口病が7週連続増 - おたふくかぜと感染性胃腸炎は減少

【医療介護CBニュース6/6() 15:00配信】

 国立感染症研究所がまとめた522日から28日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所)によると、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、水痘の定点医療機関当たりの患者報告数は増加した。感染性胃腸炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は減少した。【新井哉】

〔手足口病〕7週連続で増加した。報告数は前週比約13%増の0.97人。都道府県別の上位3位は、佐賀(4.09人)、宮崎(3.47人)、福岡(2.88人)。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕3週連続で増加した。報告数は前週比約3%増の3.26人。過去10年の同期と比べて2番目に多かった。都道府県別の上位3位は、鳥取(8.53人)、山形(6.33人)、福岡(5.45人)。

 〔ヘルパンギーナ〕3週連続で増加した。報告数は前週比約21%増の0.23人。都道府県別の上位3位は、福岡(1.74人)、熊本(0.72人)、大分(0.69人)。

 〔水痘〕報告数は前週比約46%増の0.51人。都道府県別の上位3位は、福岡(0.89人)、宮崎(0.86人)、大分(0.83人)。

 〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約1%減の7.23人。都道府県別の上位3位は、富山(12.17人)、大分(10.75人)、福井(10.59人)。

 〔流行性耳下腺炎〕報告数は前週比約23%減の0.46人。都道府県別の上位3位は、長野(1.67人)、島根(1.65人)、愛媛(1.41人)。  

3 異物混入(異物混入は危険なものはもちろんですが、健康障害を起こさない事例でも経済的な損失をきたします)

★ハーゲンダッツ、異物混入で270万個自主回収 「ヨーグルト仕立て ピーチミルク」に摩耗したパッキン

BIGLOBEニュース201768 1436分】

http://news.livedoor.com/article/detail/13174787/

ハーゲンダッツ ジャパンは8日、「ミニカップ ヨーグルト仕立て ピーチミルク」の一部商品に異物が混入したと発表した。群馬工場で製造した2741616個の自主回収を行う。

ハーゲンダッツ ジャパンによると、異物は、特有の成分凝集物によって製造設備のパッキンが摩耗して混入したものだという。現時点で健康被害の報告はなく、設備のパッキンは食品製造の安全性基準に適合しているため、健康への影響はないとしている。

対象商品が手元にある場合、商品のフタのみを送料着払いで対応窓口に送付すると、後日、商品代金分のハーゲンダッツギフト券が返送される。また、69日からは、自主回収についての電話窓口を開設して対応する。

<商品送付先>郵便番号153-0051東京都目黒区上目黒 2-1-1 中目黒 GT タワーハーゲンダッツ ジャパン株式会社特別対応窓口 

★兵庫県:西宮市の高校夜間給食に針金混入 

【神戸新聞NEXT6/5() 18:46配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170605-00000008-kobenext-l28

 兵庫県教育委員会は5日、西宮香風高校(西宮市)の食堂で1日に提供された夜間給食に長さ約1センチの針金が混入していたと発表した。健康被害は確認されていない。

  県教委によると、1日午後7時すぎ、「牛肉のみそケチャップ炒め」に混入しているのを教職員が発見した。校内の調理時ではなく、食材の加工工場で混入した可能性が高いという。

  夜間給食は午後5時以降に提供され、同日は定時制の生徒と教職員計58人が食べたという。(井上 駿)

★佐賀県:伊万里市の大坪小の給食に長さ約2.5センチの金属片 

【佐賀新聞6/2() 10:20配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170602-00010000-saga-l41

                             

 伊万里市教育委員会は1日、市立大坪小学校で、給食のフルーツミックスの中から細長い金属片が見つかったと発表した。市学校給食センター(東山代町)で調理したもので、市内の小中学校と幼稚園26カ所に提供したが、健康被害を訴えている児童生徒はいないという。

 市教委によると、金属は長さ約25センチ、太さ約08ミリ。4年生の女子が口にする前に皿の中にあるのを見つけた。大坪小から連絡を受け、市内すべての学校に連絡したが、すでに食べ終えた後だった。

 原因は調査中だが、フルーツの缶詰を自動缶切り機で開封した際に出た金くずの可能性もあるという。2日は自動缶切り機を使わず、食材や給食センターの安全点検を実施した上で通常の給食を提供する。

 伊万里市では516日にも、伊万里中の給食のみそ汁から金属片が見つかった。市教委は「食材の納入時と、調理前の開封・洗浄時で二重の確認作業をするなど安全対策を徹底したい」と話した。

★京都府:宇治市の小学校給食に金属線混入 

【京都新聞20170602 1237分】

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170602000114

 京都府宇治市教育委員会は2日、同市神明の神明小で1日に給食で出されたスパゲティに金属線1本が混入していたと発表した。児童が食べたが口から出し、けがはなかったという。

 同市教委によると、金属線は長さ1・3センチで直径1ミリ。小学1年の女児がスパゲティを食べたところ、違和感があって気付き、担任に伝えた。ほかの児童や教職員の給食に混入はなかった。同小は給食室の調理器具などを点検したが、現時点で原因は分からない。

 同小では4月25日に給食の誤配で食物アレルギーのある児童2人が一時入院しており、給食のトラブルが続いている。市教委は「大きなけがや事故につながりかねない重大な事案」として全小学校に文書で注意喚起した。

4 食の安全情報

<違反食品・自主回収等関係情報>

★神奈川県:豚肉等から抗菌物質検出

【神奈川県公表平成29年6月5日】

製造者等の氏名  処分対象者が、違反食品の原因施設ではないため記載していません

違反食品の名称等

① 豚の筋肉3検体

② 豚の腎臓3検体

適用条項  食品衛生法第11条

違反内容  基準値を超える抗菌性物質(ドキシサイクリン)の検出

行政処分等の内容及び措置等の状況  当該食品の回収命令

<調理環境関係情報>

★「20年度までに受動喫煙ゼロ」で一致 - 厚労省・がん対策推進協議会

CBニュース6/2() 23:15配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170602-23150000-cbn-soci

 「がん対策推進協議会」(会長=門田守人・堺市立病院機構理事長)は2日の会合で、今年度から始まる第3期がん対策推進基本計画案の取りまとめの議論を行った。たばこ対策については、2020年度までにあらゆる場所で受動喫煙の機会をなくすことで意見が一致した。この日の意見を踏まえて、門田会長が今月中に計画案をまとめ、委員らに提示する。政府は新たな計画を今年夏に閣議決定する。【松村秀士】

  現行の第2期がん対策推進基本計画では、受動喫煙の機会を有する人の割合を行政機関や医療機関で22年度までに「0%」、家庭では「3%」、飲食店では「15%」とする目標が掲げられている。

  ただ、東京五輪・パラリンピックが開催される20年に向けて、政府が受動喫煙防止策を強化するための検討を進めていることなどを踏まえ、3期目の計画では現在よりも踏み込んだ目標設定が求められていた。

  2日の会合では、若尾直子委員(NPO法人がんフォーラム山梨理事長)が、「2020年までに受動喫煙を有する者の割合をゼロにするとしていただきたい」と指摘。中川恵一委員(東大医学部附属病院放射線科准教授)も受動喫煙によって子どもの学力が低下する恐れがあるとし、「受動喫煙は家庭も飲食店もゼロにすべき」だと述べた。

  このほか、「喫煙は多くのがん種への影響が明らかになっているので、それを踏まえた上で対策をすべき」(宮園浩平委員・東大大学院医学系研究科分子病理学教授)といった意見や、「直接喫煙による年間死亡者数は十数万人なので、そのことも明記すべき」(山口建委員・静岡県立静岡がんセンター総長)といった意見があった。

<鳥インフルエンザ関係情報>

★韓国でまた鳥インフルが流行、家禽の移動を全面禁止P

AFP 67日】

韓国でH5N8型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが流行している事態を受け、これを封じ込めるために家禽の移動が全土で一時的に禁止された。この鳥インフルの流行によりこれまでに家禽約19万羽が殺処分された。

 この流行の最初の感染は南部済州(Jeju)島で2日に確認された。その後、韓国国内のそれぞれ別の場所で4例が確認されている。

 農林畜産食品省によると、韓国政府は6日、鳥インフルへの警戒レベルを最高の「深刻」に引き上げ、さらにニワトリ、アヒルなど18万羽以上を殺処分するよう命じた。

「深刻」は4段階ある鳥インフルへの警戒レベルで最高で、これにより当局は家禽を運ぶあらゆる乗り物の移動を禁止したり、鶏肉を扱う店や食肉処理施設を閉鎖したり、家禽に予防接種をしたり、路上であらゆる車両を消毒したりするこができる。

 韓国では7日、24時間の家禽の移動禁止措置は7日から取られ、あらゆる家禽および家禽業者の移動は禁止され、飼育場は消毒される。

 韓国では昨年、同国史上最悪の鳥インフルの大流行が発生し、3000万羽が殺処分され、卵の価格は急騰した。(c)AFP

<ジビエ関係情報>

★ジビエ・ビジネスの光と影 獣害対策の切り札となるか

補助金貰っても採算割れの現実  田中淳夫 (ジャーナリスト)

WEDGE REPORT201761日】

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/9689

 ジビエ(野生鳥獣肉)が注目を集めている。政府もジビエ利用拡大の旗を振り、各地で事業化の動きが目立つ。獣害を引き起こすシカの駆除をジビエの普及によって促進しようという発想だ。

 

 その最前線に位置する兵庫県丹波市で、シカ肉の販売・流通を手掛ける丹波姫もみじに到着したのは3月上旬の朝だった。柳川瀬正夫社長に話を聞こうと思った途端、事務所の前に軽トラが止まった。荷台には大きなニホンジカ。胸が赤く染まっている。

 

シカ肉の販売・流通会社「丹波姫もみじ」に運び込まれたニホンジカ

(写真・ATSUO TANAKA

 さっそく社員が集まって、食肉処理場に運び込む。重さを量ると70キロを超えた。「これは大物だな」。そんな声が響く。持ち込んだ人によると、畑に仕掛けたくくりワナに掛かっていたのだそうだ。まだ仕留めて30分と経たない。その後も次々とシカが運び込まれた。猟期中は110頭以上持ち込まれるという。

 「もっとも多い日は26頭だったかな」というのは、解体を担当する足立利文さん。1頭の皮を剥ぎ内臓を抜くまで10分くらいだという。その後冷蔵室で約1週間熟成させてから肉の部位を切り分ける。

 丹波姫もみじの昨年の処理数は、約1800頭にのぼる。ニホンジカ専門の処理施設としては日本最大級だ。ジビエブームに乗って急成長か……

 「全然、利益は出ません。一時は廃業を考えたくらいです」

 意外や柳川瀬社長の口調は重かった。シカ肉ジビエの現状はどうなっているのか。 農林水産省の出す野生鳥獣による農作物被害額は年間200億円前後だが、実態はその数倍といわれる。とくに多いのがシカによる食害だ。推定生息数はニホンジカ305万頭(本州以南)、エゾジカ57万頭(いずれも2013年)。この数字はイノシシの4倍強だ。

 

 野生鳥獣による農作物の被害額  (出所)農林水産省の資料を基にウェッジ作成

 

 国は生息数を23年までに半減させる目標を立てたが、駆除した個体の有効利用が課題になってきた。毛皮や角の商品化もあるが、やはり中心は食肉だろう。

 

 シカ肉は高タンパク低脂肪、鉄分が多くて栄養価が高いと謳(うた)われる。シカ肉流通量の統計はないが、鳥獣処理加工施設(シカ以外も含む)は、把握されているだけで08年の42カ所から15年の172カ所に増えた。

 丹波姫もみじは、柳川瀬社長が06年に立ち上げた。補助金は使わなかったという。初年度の処理頭数は約400頭。売り物になりそうなシカのみを選び、自治体から支給される有害駆除報償金と合わせて15000円で買い取っていた。5年前に丹波市から求められて獣害駆除のシカをすべて受け入れ始め、急拡大した。また営業を重ねてシカ肉を扱う料理店なども増やしてきた。

 しかし利益はほとんど出ないという。買い取りも打ち切り、今ハンターに渡すのは割り増しされた報償金(7000円)だけだ。柳川瀬社長は、シカ肉がビジネスとして難しい理由を語る。

シカは売り物になる肉が少ない(写真・ATSUO TANAKA

 

 「シカは売り物になる肉が少ないんですよ。重量でみるとだいたい肉と内蔵、骨・皮・角が3分の1ずつ。その肉もおいしくて売り物になるのは背ロースとモモ肉ぐらい。肉質が良いのはさらに少ない。計測したところ、全体の15%程度でした。だから肉の注文が増えても十分に供給できないのです」

 背ロース肉は100グラム当たり700円前後で取引されるが、これ以上値を上げるのは難しいという。

 また肉質はシカの捕獲方法に左右される。銃猟の場合は頭か首を撃ち抜かねば使えない。銃弾が肉はもちろん内臓に当たると、大腸菌が飛び散るため食用できなくなる。

 ワナ猟も、かかったらすぐに仕留めないと暴れて打ち身になり鬱血したり、体温が上がって「蒸れ肉」になる。すると臭みが強くて食べられなくなるという。しかしハンターによってはワナにかかって数日経ったシカを持ち込むこともある。報償金目当ての猟だと、肉質を気にしないからだ。

 ほかにも年齢やサイズによる肉質や量のばらつきも大きく、実際に食用に回せる部分は極めて少ないのだ。

 残りは、よくてドッグフード用。しかし価格は10分の1以下だ。角や毛皮の商品化も進めているが、大きな需要にはなっていない。

 「有害駆除個体を受け入れると補助が出る点は有り難いのですが、逆に個体を選ばず引き取らねばなりません。しかし利用できない部位や個体は、廃棄物として処分する必要があります。その経費が経営を圧迫します」

 肝心のシカ肉供給側では、経営が厳しく悲鳴を上げているのだ。

顔の見える関係で安定供給を実現

 シカ肉メニューを恒常的に提供する外食チェーンがある。「カレーハウスCoCo壱番屋」だ。滋賀県に11店舗のフランチャイズを展開するアドバンスでは、常時「天然鹿カレー」をメニューに並べている。

 増減はあるが月に約1500食、150250キロのシカ肉を消費しているという。これほどの量のシカ肉をいかに調達しているのだろうか。

 「8年前に各店舗が地域密着メニューを開発することになりました。その頃、中山間地はシカ害がひどいと聞いていて、それならシカ肉カレーはどうかと思いついたんです」と語るのはアドバンスの川森慶子総務部長。

 「ところが、本部から『野生動物の肉は、衛生管理をどのように確保するつもりか』と強く言われました」

 衛生面の安全管理は至上命題だ。全国に1400店舗以上を展開する大手チェーンだけに、1軒でも問題を起こせば影響は大きい。そこで10カ条の衛生基準をつくった。仕留めてからの搬入時間、着弾部位、金属探知機による検査、毛の付着の有無……それらを細かくチェックする体制をつくる。

 幸い同時期にシカ肉販売を模索していた滋賀県日野町猟友会の「獣美恵(じびえ)堂」グループと出会った。彼らと交渉した結果、衛生基準の遵守を元に取引を始める。狩猟実績から量の確保も可能と判断した。その後、県内のハンターともシカ肉の買い取りを契約している。

 

 調理方法も研究した。特有の臭みを消しつつジビエならではの風味も残さないといけない。一方で高級レストランのような手間もかけられない。試食を繰り返して納得のいく味に仕上げた。

 満を持して販売したシカ肉カレーは評判になった。肉が足りなくなると「獣美恵堂」も休日返上で猟に出て確保してくれた。一方で肉質に問題があったら返品し、厳しく伝え善処を求める。

 「それができたのは、徹底的に話し合い、お互いの立場を理解した顔の見える関係を築いたからです。肉の買取価格は決して高くはないのですが、安定的に購入する我々を信じて回してくれます。私もシカの解体に参加することもあります」(川森部長)

 CoCo壱番屋は、北海道や長野県、三重県などでシカ肉をメニューに加える店舗を増やした。ただ常時メニューにあるのは滋賀県だけだ。やはり安定供給が課題なのだろう。またアドバンスもシカ肉カレーだけでは赤字だという。それでも続けるのは、ジビエの普及が中山間地の状況改善の一助になればという思いからである。

狩猟のプロ集団が狙うジビエ調達と有害駆除

 まったく違うアプローチでジビエ・ビジネスに挑むのは、TSJ(奈良市)だ。仲村篤志社長は、獣害対策のプロとして、食肉加工施設の建設とシカ肉販売を狙う。

 「もともと雑貨の企画や販売などを手がけていますが、新規事業を考えた際に、ふと他社が容易に参入できない分野として有害鳥獣捕獲事業が頭に浮かびました。祖父と父が猟師だったことも影響したのかもしれません」

 どこの地域でも有害駆除を担うのは、主に猟友会だ。しかし高齢化が進むだけでなく、基本的に趣味の団体であるだけにジビエ・ビジネスには向かない事情も抱える。だから有害駆除を行なうプロ集団が必要だと考えた。

 そこで猟期は毎日一人で山に入り、4カ月で43頭仕留めたという。腕を磨くだけでなく、シカの行動パターンを徹底的に学習した。確実に駆除できる実力を身につけるためだ。奈良県の認定鳥獣捕獲等事業者となり、優秀なハンターを集めつつ養成講座も開いている。現在12人を確保したという。

 「事業としては各自治体と契約して行う予定です。ただ駆除だけでなく、食肉処理施設を運営して雇用などで地元に寄与します。連動すれば肉質を高め量も確保できます。ただ試算すると、年間700頭を駆除して肉を販売しても収入は300万円程度。経費は633万円を超えて、完全に赤字でした」

 だから有害駆除報償金に加えて獣害対策の指導やハンター養成など、地域と連携した経営を自治体に提案している。現在、奈良県内の自治体と話を進めているところだ。

 ジビエの最前線を追うと、シカ肉が人気を呼べば獣害の元であるシカの駆除も進む、というほど単純ではないことが浮かび上がる。ジビエを獲得するための猟ならばハンターとは綿密な連携を組み「質」と「量」を維持しないと無理だろう。獣害対策ならば、ジビエと切り離して地域を上げた取り組みが必要となる。

★有害鳥獣の利活用学ぶ 東松山市で「ジビエ」研修会(埼玉県)

【テレ玉20176/8() 18:08配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170608-00010004-teletamav-l11

野生動物による農作物被害の対策として捕獲した動物を食肉などとして利活用する「ジビエ」の研修会が東松山市で行われました。

 研修会に参加したのは各市町村の職員をはじめ、猟友会や商工会の会員などで、作付けされた畑などを荒らす有害鳥獣を捕獲したあとの活用方法などについて学びました。

「ジビエ」とは狩猟で得た野生鳥獣の食肉を意味するフランス語で、研修では日本ジビエ振興協会から加熱処理や衛生管理方法、肉を仕入れるときの流通の注意点などが説明されました。県によりますと、県内ではおととし、野生鳥獣2500頭あまりが捕獲され、およそ12000万円の作物被害額があったということで、参加した人たちからは多くの質問が出されていました。

また、解体処理施設の無い場所でも食肉の加工が可能になる「ジビエカー」の見学会も行われ、参加者たちは熱心に説明に聞き入るなどジビエ利活用の関心の高さがうかがえました。

<その他の情報>

★長崎県:コイヘルペスウイルス(KHV)病の発生について(第2報)

【長崎県発表H29.6.6】

https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2017/06/1496727986.pdf

平成29年6月1日に長崎市の中島川(魚の町・魚市橋付近)でコイのへい死を確認し、県総合水産試験場の検査でKHV 陽性であった検体について国立研究開発法人 水産研究・教育機構 増養殖研究所(三重県南伊勢町)に確定診断を依頼していたところ、本日下記のとおり診断結果の通知がありましたのでお知らせします。

1.確定診断結果 KHV「陽性」

2.経緯

(1)6月1日、総合水試の一次検査で「陽性」。

(2)6月2日、養殖研究所に検体を送付し、本病の確定診断を依頼。河川管理者である県長崎振興局に対して、「コイの移動自粛の徹底ならびに死亡魚の回収・適正処理」を依頼。

(3)6月5日、県(水産部、土木部河川課、県長崎振興局建設部)及び長崎市の関係部署(水産、環境、観光)によるまん延防止対策会議を開催し、へい死魚の処分方法や市が自治会等を通じて地域住民への周知をする等、当面の対応を確認。

3.今後の対応

(1)確定診断結果の周知

・県内市町、県関係機関(各振興局、各普及センター)、内水面養殖業者、各内水面振興協議会等へ文書で通知。

・県ホームページ、市ホームページへの掲載。

(2)へい死魚の処理

・県がへい死魚を回収し、市のゴミ処分場に搬入し焼却処分する。

(3)移動の制限

KHV 病のまん延防止のための措置として、「コイの移動と他の河川等への放流の禁止」を内容とする長崎県内水面漁場管理委員会指示の対象に中島川を追加(6月中旬までに実施)。

4.KHVについて

1)本病はコイ(マゴイ、ニシキゴイ)以外の魚には感染しません。また、人に感染することはないため、仮に感染したコイを食べても人体への影響はありません。

2)本河川において、KHV病の発生は初めて(確定診断)。

3)本病は、日本では平成15年11月に茨城県霞ヶ浦で初めて確認され、現在までに全都道府県で発生している。

担当課 長崎県漁業振興課

担当者遠山、馬場、原

電 話095-895-2823

★宮崎県内資本初、農場ハサップ認証 安楽畜産

【宮崎日日新聞6/1() 11:03配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170601-00010133-miyazaki-l45

 日南市で肉用牛約千頭を飼育する安楽畜産(安楽重光代表取締役)は、食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の考え方を農場に応用した「農場ハサップ」の認証を受けた。県内資本の畜産農家としては初めて。同社は「安心、安全な畜産物生産PRの武器になる」と喜んでいる。

2017年6月 2日 (金)

2017年6月2日号PDF版

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2017年6月2日号

     
 

食中毒週刊

 

ネットニュース

 
 

2017年6月2日号

 

編集発行:笹井 勉

 

食品衛生アドバイザー

 

(元墨田区食品衛生監視員)

 
 

*このニュースは版権をクリアしているものでありませんので、個人用として使用してください

 

【注意】:2017年6月2日までにネット上等で食中毒や食の安全に関する情報で発表のあったものを個人的にまとめて編集したものです。見出しは編集してあります。版権をクリアしたものではありません。食の安全、調理従事者の衛生教育用(朝礼など)に使うことを目的にしていますので、事例を参考に「食中毒事故防止」や「食の安全な取り扱い」に役立ていただければ幸いです。

不都合な掲載があった場合はこちらsa19452004@yahoo.co.jpに連絡していただければただちに削除します。

トピックス

★食中毒に注意、山菜採りの見分け方は 岡山・倉敷の専門家2人に聞く

【山陽新聞デジタル 5/29() 15:22配信】

ニラ(右)に比べ、スイセンの葉は色が白っぽい

                             

 旬の山菜など野山の味を楽しめる時季を迎えた。一方で4月に岡山県玉野市の高齢夫婦、今月16日には長野県の高等専修学校の教員、生徒たちが、スイセンとニラを間違えて食べて食中毒が発生。植物を採って食すには危険も多い。岡山県倉敷市の専門家に注意点や見分けのポイントなどを聞いた。

食中毒に注意、山菜採りの見分け方は 岡山・倉敷の専門家2人に聞く

匂いや色で見分けて

■倉敷市立自然史博物館 狩山俊悟学芸員

  幅が34ミリのニラに比べてスイセンは815ミリと太い。色も粉を吹いたような白っぽい緑色で、ニラはしっかりした緑色。匂いにもはっきりと違いがあり、ニラはネギのようなニラ特有の匂いがする。スイセンには匂いがほとんどない。

  過去の観察会でセリと見間違える人が多かったキツネノボタンも気を付けて。似た場所に生育するため見分けにくく、葉の分かれ方も似ているが、セリは茎や葉に毛がなく、キツネノボタンには生えている。

  このほか、ハシリドコロやトリカブトなどにも注意。ハシリドコロは水のきれいな場所に生息し、葉がやわらかそうでおいしそうに見えるが危険度は高い。誤食すると狂乱して走り回ってしまうことから名が付いた。トリカブトはニリンソウと間違えやすい。

  毒のない植物の場合でも、自然のものはおいしいからといって多量に食べない方が良い。アクが強く、少量では問題なくても、たくさん食べると腹痛を起こす可能性がある。見分け方や食べ方に注意し、自然を壊さないよう春の恵みを楽しんで。長袖長ズボンのマダニ対策や熱中症対策も忘れずに。

普段から植物に関わって

■重井薬用植物園 片岡博行園長

  おいしく新鮮な食を楽しめるとあって人気の山菜採りだが、知識がある人にも高難度。植物の種類は通常、花や実を見て判断するが、山菜採りの時季はまだ新芽で、判断できる要素が少なく、分かりにくい。

  スイセンとニラのように、似た植物が存在していることを理解した上で採取して。他の植物の特徴を当てはめ、該当しないことを確認することでより安全性を確実にするべき。可能であればベテランと同行し、自信がない時には手を出さないでほしい。有毒植物は身近にたくさんある。

  山菜採りを楽しむには、普段から植物に関わることが重要。触れ合う機会が少ないにもかかわらず、この時期にだけ山に入るから危険。まずは、観察会に参加するなど普段から植物に親しみ、見分けることを楽しんでほしい。そこで知識を得た先に、味覚としての楽しみが待っている。

  山菜採りは大学受験のようなもの。資料を読むだけでは理解できず、簡単だと思っても引っかけがある。植物図鑑も説明を簡略化する部分があり、読むだけで全ては分からない。実際に触れ合いながら観察の目を養ってほしい。

1 食中毒

ノロウイルス (生カキや感染した調理人の手指等からの汚染が原因に)

★福島県:白河市の飲食店で46人が食中毒 ノロウイルス

【朝日新聞20170601日】

 県は31日、白河市老久保のそば店「新駒本店」で26〜28日に食事した客46人がノロウイルスによる食中毒を発症したと発表した。

★長崎県:長崎市内の飲食店で31人が食中毒 ノロウイルス

【テレビ長崎2017526日 19:33

http://www.ktn.co.jp/news/20170526132458/

長崎大学の近くの飲食店でノロウイルスによる集団食中毒があり、長崎市保健所はこの店を2日間の営業停止処分にしました。営業停止処分を受けたのは、長崎市若葉町の「フラワーメイト」です。今月21日大学や職場の懇親会のためこの店で食事をした2つのグループの、あわせて61人中31人が、翌日から24日にかけて下痢や発熱、嘔吐などの症状を訴えました。このうち11人と、店の従業員1人の便からノロウイルスが検出されたため、長崎市保健所はノロウイルスによる集団食中毒と断定し、26日から2日間、店を営業停止処分としました。

長崎県報道発表 長崎市市民健康部生活衛生課(長崎市保健所)(抜粋)

https://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/292266/

食中毒事件の発生について

標記の件について長崎市内の飲食店を食中毒の原因施設として決定し、行政処分したので、下記の通りお知らせします。

1. 事件の探知

平成29523()午前11時頃、市内の大学より、「521()に市内の飲食店で懇親会を行った学生のうち複数名が食中毒様症状を呈している」との連絡を受け、探知した。

2. 事件の概要

調査の結果、521()に当該施設を利用した2団体(Aグループ:18時開始、Bグループ:19時開始)61名中31522日から524日にかけて嘔吐、下痢、発熱等の症状を呈していることが判明した。また、市内の医療機関より、食中毒の疑いがある団体の患者を診察し、当該者の便からノロウイルスが検出された旨の届出を受けた。

当初、長崎市保健所は、感染症と食中毒の両面から調査を進めていたが、有症者11名および当該施設の従業員1名の便からノロウイルスが検出されたこと、同飲食店の食事が共通食であることから当該飲食店で提供された食事を原因とする食中毒事件であると決定し、食品衛生法違反として営業停止処分を行った。

3. 発症年月日平成29522()午前8(初発)平成29524()午前7(終発)

4. 症状嘔吐、下痢、発熱、腹痛など

5. 有症者の状況有症者数:31名 男性6(25歳~52)うち受診者6(入院者0)

女性25(18歳~50)うち受診者20(入院者0)有症者は治癒または快方に向かっている。

6. 原因施設(食品衛生法違反)

営業所の名称:レストランフラワーメイト  営業所の所在地:長崎市若葉町124

営業者氏名:池田いけだ興こう治じ  営業の種類:飲食店営業(レストラン)

7. 原因食品 521()の食事(カルパッチョなど)

8. 病因物質 ノロウイルスGⅡ

9. 検査・措置状況

違反事項:食品衛生法第6条第3号違反

行政処分(根拠条項):営業停止

平成29526()から平成29527()2日間)

(食品衛生法第55条第1項)

処分に至った理由:出席者並びに当該飲食店従業員の調査を実施し、有症者11名と従業員(調理従事者)1名の便からノロウイルスGⅡを検出したこと、有症者の共通食は当該店の食事のみであることから、食事を提供した当該飲食店を原因施設と決定し、526()から27()2日間、食品衛生法第6条第3号違反として営業停止処分とした。この停止期間中、事件再発防止のため従業員の衛生教育等を実施する。

なお、当該飲食店は524()から営業を自粛している。

★滋賀県:長浜市のホテルの宴会場で36人が食中毒  ノロウイルス

【産経新聞2017.5.26 23:20更新】

http://www.sankei.com/west/news/170526/wst1705260092-n1.html

滋賀県は26日、同県長浜市の「長浜ロイヤルホテル」の宴会場で食事をした29~70歳の男女36人が下痢などの症状を訴え、うち10人からノロウイルスが検出されたと発表した。全員軽症で快方に向かっている。県は食中毒と断定し、ホテルの調理場を27日から3日間の営業停止とした。

 県によると、男女は旅行サークルのメンバーで、計168人で20日午後6時半から8時45分まで宴会場を貸し切り、全員が同じ洋食のコースを食べた。食中毒の原因の食材は調査中としている。

 同ホテルによると、20日夜はグループの他に宴会場で食事をした客はいなかった。21日以降も営業していたが、利用者から体調がおかしいなどの連絡はないという。

滋賀県(526日発表)

 発症日時:521日(日曜日)午後1時(初発)

 提供食事数:168

 有症者数:36

 原因食品:調査中

 病因物質:ノロウイルスGⅡ

 原因施設:長浜ロイヤルホテル 主厨房 (長浜市)

病原性大腸菌食中毒(食肉類などが原因)

★横浜市:中区の中華街で修学旅行生ら62人が食中毒 腸管病原性大腸菌

【毎日新聞201762日】

https://mainichi.jp/articles/20170602/ddl/k14/040/114000c

 横浜市は1日、修学旅行先の同市中区の中華料理店「華竜飯店」で5月15日に食事した北海道の中学生60人と教員2人が同16日以降に腹痛や下痢、発熱などの食中毒症状を訴え、患者と同店の調理者から病原性大腸菌が検出されたと発表した。症状はいずれも軽く、既に回復しているという。

 同市は1日から同店を営業禁止処分にした。調理者の衛生管理が不十分だった可能性があるとみて、店内の消毒や従業員の講習などを行うという。

 検出された大腸菌は腸管病原性大腸菌で、O157などの出血性大腸菌と異なる。主な症状は腹痛や下痢。潜伏期間は12~72時間という。【中村紬葵】

カンピロバクター食中毒(鶏肉の生食、沢水、未殺菌井戸水が原因)

★江東区:亀戸の飲食店で3人が食中毒 カンピロバクター

【江東区公表年月日 平成2961(抜粋)

https://www.city.koto.lg.jp/260404/fukushi/ese/shokuhin/6968.html

業種等 飲食店営業

施設の名称及び営業者の氏名 鳥わさ 中澤 章

所在地 東京都江東区亀戸二丁目2413

主な適用条項 食品衛生法第6条、第503

行政処分を行った理由 食中毒

行政処分等の内容 営業停止(平成2961日から66日まで6日間)及び取扱改善命令

病因物質 カンピロバクター

患者数 3

備考 原因食品は平成29515日に提供した食事だった。

当該店舗は、平成29531日に営業を自粛した。

★熊本県:熊本市内の焼き鳥店で4人が食中毒 カンピロバクター

熊本県民テレビ[ 5/29 18:55]

http://www.kyt-tv.com/nnn/news8687313.html

熊本市中央区の焼き鳥店「おん鶏」で食事をした4人が腹痛や発熱などを訴え、熊本市保健所が調査した結果、カンピロバクターによる食中毒とわかった。熊本市保健所はこの店にきょうから3日間営業停止を命じるとともに、肉や野菜などは十分に加熱するよう呼びかけている。

★滋賀県:彦根市の飲食店で鶏ササミ等を食べ4人が食中毒 カンピロバクター

【滋賀県公表 平成295291500分時現在】

http://www.pref.shiga.lg.jp/hodo/e-shinbun/el00/20170529.html

発生日時: 平成29522日(月曜日)午前1時 ~ 終発:523日(火曜日)午前8

発症者等 発症者数:421才~24才) [内訳 男性:4人(2124才)、女性:0人、入院:0人]

喫食者数:17

【発生状況】

(概要) 平成29524日(水曜日)午前845分頃、住民から「519(金曜日)に職場の同僚17人で会食した後、522日(月曜日)から発熱、下痢、腹痛等を発症した。一緒に会食した他の者にも同様の症状を呈している者がいる」旨の連絡が彦根保健所にありました。

 同保健所が調査したところ、519(金曜日)の夜に彦根市内の飲食店「昭和食堂 彦根店」で会食した1グループ17人のうち4人が発症していることが判明しました。

 これら発症者の症状が類似していること、発症者はいずれも「鶏ささみたたき」を食べており発症者便からカンピロバクターが検出されたこと、また、本日発症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、彦根保健所は、同店を原因施設とする食中毒と断定しました。

症状  軽症: 4人  中等症: 0人  重症: 0

下痢(210回)、腹痛、発熱(37.838.7℃

現在の病状  全員快方に向かっている。

献立内容 鶏ささみたたき、ちゃんちゃん焼鍋、しょう油ラーメン、枝豆、シーザーサラダ、だし巻き卵、コーンバター、ポテトフライ、味噌串カツ、キムチ、塩だれきゅうり、高菜チャーハン、じゃがいもバター焼き、ポテトもち

原因食事  鶏ささみたたき(推定)

病因物質 カンピロバクター・コリ

原因施設  施設所在地:彦根市高宮町1320-6

施設名称:昭和食堂 彦根店(しょうわしょくどう ひこねてん)

業種:飲食店営業(一般食堂)

営業者:株式会社海帆(かいはん) 代表取締役 久田敏貴 (ひさだ としたか)

措置

 上記飲食店に対して、彦根保健所長は、平成29529日(月曜日)から平成29531日(水曜日)まで営業停止処分としました。

★尼崎市の飲食店で12人が食中毒 カンピロバクター

【滋賀県の公表による近畿府県市食中毒情報より】

尼崎市(527日発表)

## 発症日時:516日(火曜日)午前800分(初発)

 喫食者数:46

 有症者数:12

 原因食品:514日(日曜日)に提供された食事

 病因物質:カンピロバクター・ジェジュニ

 原因施設:炭焼きハウス 鶏や 尼崎店(尼崎市)

★名古屋の2飲食店で食中毒、営業禁止処分に

[ 2017527 13:48 中京テレビ]

 名古屋市内の2つの飲食店で食中毒が発生し、名古屋市はこれらの店を営業禁止処分にした。名古屋市によると、今月15日に中区金山の「居酒屋わっしょいっ金山店」で、鶏肉の刺し身などを食べた客10人が発熱や下痢の症状を訴えた。また、今月18日に中村区椿町にある「おチョウシもん酒場正吉」で、名古屋コーチンのタタキなどを食べた客11人も食中毒症状を訴えた。患者計21人は全員、快方に向かっているという。いずれの店の患者からも、便からニワトリやウシ・ブタなどの腸管内に生息する「カンピロバクター」が検出され、保健所は対策がとられるまでの間、この2店を営業禁止処分とした。

★名古屋市公表2017526(抜粋)

処分年月日 平成29526

業種 飲食店営業

営業者名 株式会社 RKstyle 代表取締役 力衛 修司

施設の名称 居酒屋わっしょいっ金山店

施設の所在地 名古屋市中区金山三丁目1313

行政処分の理由 食品衛生法第6条第3号違反(食中毒)

行政処分の適用条項 食品衛生法第55条第1

行政処分の内容及び措置状況 飲食店営業の営業禁止

原因食事 515日(月)夜に提供された食事

病因物質 カンピロバクター

患者数 10

★名古屋市公表平成29526

処分年月日 平成29526

業種 飲食店営業

営業者名 株式会社バイオレックス 代表取締役 杉原 正昭

施設の名称 おチョウシもん酒場 正吉

施設の所在地 名古屋市中村区椿町2012

行政処分の理由 食品衛生法第6条第3号違反(食中毒)

行政処分の適用条項 食品衛生法第55条第1

行政処分の内容及び措置状況 飲食店営業の営業禁止

原因食事 518日(木)夜に提供された食事

病因物質 調査中

患者数 11名。

黄色ブドウ菌(手指の傷などについて、弁当やおにぎりなどで起きます)

該当する記事は見つかりませんでした。

ウエルシュ菌(加熱済みの食品の前日調理などで起きます。給食病と言われています)

該当する記事は見つかりませんでした。

セレウス菌(加熱済みご飯やパスタなどで起きます)

該当する記事は見つかりませんでした。

化学物資による食中毒(魚のヒスタミンや洗浄剤の誤飲など)

該当する記事は見つかりませんでした。

寄生虫による食中毒(魚介類のアニサキスやクドアなど、動物の肉)

★福井県:福井市内の飲食店で1人食中毒 寄生虫(アニサキス)

【読売新聞201761日】

 県は31日、福井市大手の飲食店「錦輝」で食事をした埼玉県の30歳代男性が腹痛を訴え、寄生虫アニサキスによる食中毒を発症したと発表した。男性は既に回復しているという。福井健康福祉センターは食品衛生法に基づき、同店を1日まで2日間の営業停止処分とした。

 男性は5月25日、同店でサバやイカの刺し身などを食べた。その夜、腹痛や嘔吐(おうと)の症状が出て、26日に医療機関を受診した。

★仙台市:青葉区の飲食店で1人がシメサバ等で食中毒 寄生虫(アニサキス)

【仙台市公表2017531日】

飲食店営業施設等に対する行政処分等

業種等 飲食店営業   営業者氏名等 久保田 勇二

施設の名称 地酒と旬味 東家

施設所在地 仙台市青葉区中央三丁目8-5 新仙台駅前ビル 地下1

主な適応条項と行政処分を行った理由及び行政処分の内容

6条第4号 食中毒の発生 営業停止1日間(平成29531日)

50条第3号 管理運営基準違反 改善指示書の交付

食中毒発生状況より

発生月日  530

発生場所 青葉区

喫食者数1名 患者数 1名 

原因食品 シメサバ、刺身3点盛(マグロ、ヒラメ、ブリ)

病因物質 アニサキス

原因施設 飲食店。

植物性自然毒食中毒(キノコや山野草などの中毒)

★長野市:またニラとスイセン間違える・親子2人が食中毒

【SBC信越放送 5/31() 20:25配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-00305535-sbcv-l20

長野市でニラと間違えてスイセンを食べた親子2人が食中毒になりました。スイセンを食べたことによる食中毒は長野市で今月に入って2件目です。

 食中毒になったのは長野市内の50歳代の女性と30歳代の男性の親子で、きのう午後自宅で調理した「ニラせんべい」を食べたあと吐き気やおう吐などの症状を訴えました。

 長野市保健所が調理に使ったものや採取した畑を調べたところ、ニラと間違えてスイセンを食べたことによる食中毒とわかりました。

この家では畑にスイセンを植えていて、長野市保健所では花が咲き終わり葉だけになるこの時期は特にニラと間違いやすいとして、注意を呼びかけています。

 長野市では豊野高等専修学校の生徒と教員が調理実習でニラと間違えてスイセンを食べ、11人がおう吐や腹痛などの症状を訴えた食中毒が今月16日に発生したばかりです。

長野市(保健福祉部)プレスリリース平成29年5月31(抜粋)

市内の家庭でスイセンによる食中毒が発生しました

有毒植物の誤食に注意しましょう

市内の家庭において、「スイセン」を食べたことによる食中毒が発生しました。

患者は、1家族2名中の2名で、全員快方に向かっています。

なお、患者は当該植物を食用の「ニラ」と間違えて食べたとのことでした。

スイセンの誤食による食中毒は本件を含め5月に市内で2件発生しています。花が終わったあとのスイセンの葉は、ニラと酷似しています。誤ってスイセンを採取し、食べないよう注意してください。

<関連情報>

.動物性自然毒食中毒(フグ中毒や貝毒など)

愛媛県愛南町福浦湾で麻痺(まひ)性貝毒の発生について

愛媛県発表2017526

1.発生海域   愛媛県愛南町福浦湾

2.調査結果

519(金曜日)に植物プランクトンの一種で麻痺(まひ)性貝毒の原因となるギムノディニウム・カテナータムが、海水1ml中に2.080細胞確認(危険濃度は0.1細胞/ml)

同湾で採取した二枚貝から5.2マウスユニット/gの麻痺(まひ)性貝毒を検出。(規制値は4マウスユニット/g)

3.県の対応

周辺住民へ、立看板を設置して二枚貝を採取しないよう周知。

魚市場に対して、入荷の際に採取場所を確認し、福浦湾一帯からの二枚貝は取り扱わないように指示。(福浦湾で二枚貝を養殖及び採捕により出荷している漁業者はなし)

引き続きプランクトン調査や貝毒検査を実施。

病因物質調査中食中毒事件

★横浜市:横浜中華街で62人が食中毒  病因物質調査中

【フジテレビ系(FNN 6/2() 6:32配信】

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6241803

横浜中華街の中華料理店で食事をした修学旅行中の中学生ら62人が、食中毒の症状を訴えた。

 横浜市によると、515日、中華街の「華龍飯店」で食事をした、北海道から修学旅行に来た中学生や教員62人が、下痢や腹痛など食中毒の症状を訴えたという。

 横浜市は、店を61日から営業禁止処分にしている。最終更新:6/2() 6:32

★千葉県:成田市の飲食店で4人が食中毒 病因物質調査中

【千葉県発表2017530日】

概要

平成29526日(金曜日)午後6時半頃、富里市内の医療機関から「同日、成田市内の飲食店を利用した2グループ3名が下痢、嘔吐等の症状を呈している。」旨の連絡が印旛保健所にあり、調査を開始した。

調査の結果、成田市内の飲食店「鳥正」を526日(金曜日)に利用した3グループ12名のうち4名が下痢、嘔吐等の症状を呈し、4名が医療機関を受診していたことが判明した。

患者に共通する食品は、当該施設が提供した食事に限られており、患者の発症までの潜伏時間が1時間から2時間30分に集中していること、患者全員が嘔吐、下痢等の症状を呈していること、患者を診察した医師から食中毒患者等届出票が提出されたことから、本日、印旛保健所長は、当該施設を原因施設とする食中毒と断定し、営業停止処分を行った。なお、患者は全員回復している。

1喫食者数  12

2患者数  4(男性334歳から57歳、女性134)

3受診状況  医療機関受診者4名、入院患者なし

4主な症状  下痢、嘔吐

5発症日時  平成29526日(金曜日)午後030分頃から

6原因施設

所在地:成田市花崎町828-11スカイタウン成田B1

営業者:株式会社ナリコー代表取締役 加瀬佳正  屋号:鳥正  業種:飲食店営業

7原因食品  526(金曜日)に当該施設で提供された食事

(主な献立)キャベツの千切りとカイワレのサラダ、豚肉のしょうが焼き、鶏ももの天ぷら、エビとヤングコーンの天ぷら、なすの天ぷら、ご飯、焼き鮭、ぬか漬けきゅうり、刺身(マグロ、カンパチ)、揚げ出し豆腐、お味噌汁、ピンクグレープフルーツ

8病因物質  調査中

9行政措置  営業停止3日間(平成29530日から61日まで)

★高松市内の飲食店で鶏タタキ等を食べ3人が食中毒 病因物質調査中

【高松市発表資料2017518日】

 食中毒が発生

1概要

平成29517日(水)11時頃、高松市内の飲食店を利用したグループの代表者から、利用した者全員が体調を崩し、医療機関を受診している旨の連絡があった。

調査したところ、512日(金)に鍛冶屋町にある「鳥とり長ちょう」を利用した3名のグループ全員が下痢、発熱などの症状を呈し、医療機関を受診していることが判明した。

このグループの有症者に共通する食事は、この施設が提供した食事以外になく、診察した医師から食中毒届出票が提出されたことから、食事を提供した「鳥長」を原因施設とする食中毒と断定し、518日(木)から522日(月)までの5日間の飲食店営業の停止処分とした。

なお、1名は入院中となっているが、全員快方に向かっている。

2摂食者数 3名

3有症者数 3名(全員が医療機関を受診し、1名入院)

4原因施設所在地 高松市鍛冶屋町4-14精華ビル1階

施設名 鳥長  営業者十河良光

5献立内容鶏刺し鶏たたき、焼き鳥、骨付き鶏、鶏雑炊など

6検体 調理器具等のふき取り(調理台、冷蔵庫の取っ手など10検体)

食材(2検体) 従業員便(4検体) 検査機関高松市保健所

患者検便(3検体) 検査機関岡山市保健所、倉敷市保健所

7原因食品 調査中

8病因物質 調査中

9行政処分平成29518日(木)から522日(月)までの5日間の飲食店営業の停止処分

食中毒注意報

該当する記事は見つかりませんでした。

2 感染性胃腸炎情報(食中毒に直結するノロウイルスやロタウイルス、夏場は腸管出血性大腸菌などの集団感染情報です)

★【感染症情報】手足口病が6週連続増 - プール熱は微減も過去10年同期比で最多

【医療介護CBニュース 5/30() 11:45配信】

 国立感染症研究所がまとめた15日から21日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所)によると、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、ヘルパンギーナの定点医療機関当たりの患者報告数は増加した。咽頭結膜熱(プール熱)は減少した。【新井哉】

 〔手足口病〕6週連続で増加した。報告数は前週比約65%増の0.86人。都道府県別の上位3位は、宮崎(3.11人)、福岡(2.74人)、京都(2.43人)。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕2週連続で増加した。報告数は前週比約8%増の3.17人。過去10年の同期と比べて2番目に多かった。都道府県別の上位3位は、鳥取(8.21人)、山形(7.4人)、大分(4.86人)。

 〔感染性胃腸炎〕2週連続で増加した。報告数は前週比約1%増の7.3人。都道府県別の上位3位は、大分(12.44人)、新潟(11.55人)、富山(10.83人)。

 〔流行性耳下腺炎〕報告数は前週比約3%増の0.6人。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.21人)、長野(2.19人)、新潟(2.02人)。

 〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約90%増の0.19人。都道府県別の上位3位は、福岡(1.54人)、熊本(0.76人)、佐賀(0.7人)。

 〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約2%減の0.65人。過去10年の同期と比べて最も多かった。都道府県別の上位3位は、鹿児島(1.44人)、山梨(1.42人)、奈良(1.41人)。  

3 異物混入(異物混入は危険なものはもちろんですが、健康障害を起こさない事例でも経済的な損失をきたします)

★群馬県みどり市:大間々中の給食、シチューに異物 

【産経新聞 20175/31() 7:55配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-00000059-san-l10

 みどり市教育委員会は30日、同市立大間々中学校(大間々町桐原)の給食から金属片が見つかったと発表した。

  同市教委によると、同日午後1時20分過ぎ、調理を行った給食センターのシチュー鍋から金属片(長さ1センチ、幅1ミリ)が見つかったという。具材に使用したコーンの缶詰を開ける際に金属が混入したとみている。

  発見したのは中学の配膳(はいぜん)後だったが、生徒や教職員から金属片があったとの報告はなかったという。

  市教育総務課では「保護者宛に事故発生を連絡し、再発防止策を徹底する」としている。

4 食の安全情報

<違反食品・自主回収等関係情報>

★横浜市:ライチから農薬 業者に回収命令 

【産経新聞 5/31() 7:55配信】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-00000020-san-l14

 横浜市保健所は30日、横浜市内の業者が中国から輸入した「レイシ(ライチ)」から基準を超える農薬が検出されたとして、食品衛生法違反で業者に回収を命令した。

  29日に厚生労働省から市に、横浜市中区の輸入業者「明興商事」が5月18日に中国から輸入したライチから、農薬「4-クロルフェノキシ酢酸」を0・03ppm(基準値は0・02ppm以下)検出したと通報が入った。業者は、165カートン(660キロ)を輸入し、全てを販売していたため、中福祉保健センターが食品衛生法違反として業者に回収を命じた。

  市によると、現時点で健康被害の届け出はなく、販売先は調査中としている。

 

横浜市記者発表資料平成29年5月30(抜粋)

違反食品の発見について

~基準値を超える農薬を検出した農産物について~

平成29 年5月29 日(月)、厚生労働省から、横浜市内の輸入者が輸入した「レイシ(ライチ)」について、農薬「4-クロルフェノキシ酢酸」が基準を超えて検出されたとの通報がありました。

これを受け、中福祉保健センターが調査したところ、全量が販売されていたため、平成29年5月30日(火)、輸入者に対して食品衛生法第11 条第2項違反として、回収を命じました。

1 名称 レイシ(ライチ) 生鮮・冷蔵

品 名 生ライチ(妃子笑ひししょう)プリンセスグリーンライチ

2 包装形態 紙箱入り(1カートン=4kg

3 輸入者 株式会社明興商事

横浜市中区山下町222

4 輸出国 中華人民共和国

5 輸入日 平成29 年5月18

6 輸入数量等

・8カートンから3,000g を採取し、検査に使用。

7 違反内容 食品衛生法第11 条第2項違反

4-クロルフェノキシ酢酸を0.03 ppm 検出(基準値:0.02 ppm 以下)

(検査機関:横浜検疫所輸入食品・検疫検査センター)

8 措 置 輸入者に対して、当該品の回収を命じました。

9 その他 現在のところ、健康被害の届出はありません。

当該品の販売先については調査中です。

輸入数量(全量) 販売数量165 カートン (660kg) 全量(165 カートン)

<参考>

4-クロルフェノキシ酢酸について

・植物成長調整剤で、果実肥大等の目的で使用されます。

・日本国内ではADI(許容一日摂取量)は体重1kgあたり0.022mg/日です。

・今回の検出量ですと、仮に体重50kg の人が一生涯毎日36kg 食べても健康への影響はない値です。

 

<調理環境関係情報>

★巨大タバコにタックル!吉田沙保里ぜんそく明かす

【テレビ朝日系(ANN 5/31() 18:47配信】

 世界禁煙デーの31日、あの人がたばこにタックルを決めました。

  平原綾香さん:「吉田選手、どうぞ!決まりました!」

  得意のタックルで巨大たばこを倒したのは、レスリングのオリンピック金メダリスト・吉田沙保里選手です。WHO(世界保健機関)が定めた世界禁煙デーのイベントに参加した吉田選手は、2年前からぜんそくを患っていることを明かし、「せきが出るので、たばこの煙の近くには行かないようにしている」と話しました。

<鳥インフルエンザ情報>

★AI国内侵入株 少なくとも5系統 4系統は韓国ウイルスと重複

【鶏鳴新聞20170525発行】

  農林水産省は、昨秋から今春にかけての高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)発生を踏まえた改善策の検討を進める。農場段階の侵入防止策は、疫学調査チームが67月にまとめる疫学調査報告書を基に、具体的な対策を助言・指導していくほか、防疫措置従事者や資材の確保、殺処分鶏などの迅速な処理、移動制限や制限の例外適用の迅速な周知なども改善していくことにしている。第2回検討会では、ウイルスが韓国を含む「環日本海」に広く持ち込まれたことなどが確認された。

 農林水産省の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)疫学調査チームは511日に第2回検討会を開き、平成2811月から293月にかけて、9道県12農場で発生したH5N6亜型AIの現地調査や、分離ウイルスの遺伝子解析などに基づき発生要因を検討。報告書は今年67月をめどにまとめることにした。

 検討会では、発生農場が全国(発生順は青森、新潟、北海道、宮崎、熊本、岐阜、佐賀、宮城、千葉)に分散している点が、野鳥での広範囲な発生状況(22都道府県218事例)と類似していることや、池や沼、川が家きん舎の近隣にある発生農場が多い傾向が確認された。

 分離ウイルスは、遺伝子解析の結果から「韓国で確認されたウイルスと由来が同じ」と考えられ、野鳥も含めた同ウイルスの遺伝子レベルでの比較では「少なくとも5系統のウイルスが国内に侵入し、このうち少なくとも4系統のウイルスは韓国で確認されているウイルスと重複していると考えられた」とした。

 鶏への感染性や致死性は、ウイルスの感染実験結果から「過去のH5N1亜型ウイルスより低下している可能性」があるものの、各事例とも死亡数の増加が確認されたことから、「早期通報において死亡数の増加が指標として引き続き重要と考えられる」としている。

 ウイルスの国内への侵入経路については、過去の事例と比較して早い時期(11月初旬)から、渡り鳥によって広く日本に持ち込まれたとみられ、韓国での発生状況と併せると、「日本全域、韓国を含む環日本海の地域に、ウイルスが広く持ち込まれた」とみている。

 さらに、3月下旬の宮城県と千葉県での発生を踏まえ、「渡り鳥の春の渡りの時期にも、警戒が必要であることが再確認された」としている。

 家きん舎への侵入経路については「発生状況や飼養衛生管理状況などから現在、特定の経路から家きん舎内にウイルスが持ち込まれたことを示す情報は得られていない」ものの、発生農場の特徴として「家きん舎の近隣に池や沼、川がある場合が多い傾向が確認された。このような農場では、周辺に野鳥などの飛来が多く、家きん舎周囲にウイルスが増加している可能性があるため、家きん舎内への野生動物の侵入防止対策はもちろんのこと、人が家きん舎に出入りする際、靴底や、持ち込む物も含めた消毒などのさらなる徹底が必要」と強調している。

<アレルギー関係情報>

★「アレルギー対応」信じて食べたら… 鳥羽水族館が謝罪  

【朝日新聞2017530日】

 三重県鳥羽市の鳥羽水族館は30日、館内の直営レストランが食物アレルギーに関する表示を誤り、カレーを食べた愛知県内の女児(2歳)が呼吸困難や顔の腫れなどのアレルギー症状を示したと発表した。メニューには「アレルギー対応」と表示していたが、カレーに小麦や乳製品が含まれていたという。

 水族館によると、女児は28日に母親と来館。昼ごろにレストランで「ワニカレー」を食べた。その後、女児にアレルギー症状が出たとの連絡が母親からあった。5月の連休後、食物アレルギー非対応のカレールーに変えたが、表示は以前のままだった。表示を信じた母親が女児に与えたという。

 女児は28日、三重県伊勢市の救急外来で診察を受け、翌日に地元でも受診。症状は落ち着いたが、下痢が続いているという。水族館職員が29日に女児の家を訪れて謝罪したという。

<その他の情報>

★ブラジルでの食肉の不正事件について

【厚生労働省食の安全に関するQ&A20170530日掲載(抜粋)

Q1 ブラジルでの食肉の不正事件はどのようなものですか?

A1 ブラジル政府の発表によると、食肉検査の不正行為に関連して、ブラジル国内の21 の処理・加工・製造施設が捜査対象とされました。

このうち3施設については操業停止措置がとられ、他の18 施設についてはブラジル農務省の特別検査の対象となり、出荷停止措置がとられました。その後、特別検査対象施設のうち、6 施設について操業停止措置がとられました。

現在、2 施設が操業を再開し、7 施設の操業停止措置が継続しています。

なお、現時点では、ブラジルから輸入された鶏肉等の安全性への影響について、具体的な情報が得られていないため、ブラジル政府に対して詳細な情報の提供を求めています。

(注)平成27 年度のブラジルからの食肉、食肉製品の輸入実績は43 万7千トン。うち42 万1千トンが冷凍鶏肉。

(注)ブラジル国内の処理・加工・製造施設は約4800 施設が操業中とされている。

Q2 操業停止措置、特別検査の対象となった施設から鶏肉等の輸入はあったのですか?

A2 平成25 年度以降に営業目的で輸入された食品の食品衛生法に基づく届出情報(注1)を確認したところ、操業停止措置がとられた9 施設から鶏肉等の食品の輸入実績はありませんでした。

また、その他の特別検査の対象となっている12 施設のうち、2施設から直近の輸入実績が確認されました。1施設から、鶏肉が平成28 年度に8千7百トン、平成27 年度に8千9百トン、また、他の1施設からは、はちみつが平成27 年度に7.28 トン(平成28 年度は0)とプロポリスが平成27 年度に27キロ(平成28 年度は0)輸入されていました。上記以外の10 施設からの鶏肉等の輸入実績はありませんでした。

なお、これら2施設から輸入された鶏肉、はちみつ、プロポリスについて、輸入業者に流通状況を調査し、在庫が確認された場合には詳細な情報が確認されるまで販売を見合わせるよう要請しているところですが、これまでの調査の結果、輸入業者や販売先において、鶏肉1,042 トン、はちみつ7.28 トン(輸入全量)、プロポリス13 ㎏(注2)の在庫が確認されたため、2施設から出荷された鶏肉等に加え、出荷施設が不明なものについても、販売を見合わせるよう指導しています。

(注1)検疫所の輸入食品監視情報システムの検索結果(注2)平成29 年5月30 12:00 時点

(参考)鶏肉の年間総輸入量(平成27 年度) 56 万トン

Q3 厚生労働省は輸入検査を強化しているのですか?

A3 捜査の対象となった21 施設で処理・加工・製造された鶏肉、はちみつ、プロポリスなどの畜産食品について、3月21 日以降、輸入手続きを保留し、輸入を認めないこととしました。

また、21 施設以外のブラジル国内の施設で処理・加工・製造された畜産食品については、3月21 日以降、輸入時検査を強化し、貨物を留め置いて、検疫所の食品衛生監視員が衛生状態に異常がないか検査を実施するとともに、登録検査機関においてサルモネラ属菌などの検査を実施することとしました(注1)。

これまでに鶏肉のサルモネラ属菌の検査を315 件実施し、67 件(21.3%)が陽性でした(注2)。なお、過去の市販鶏肉の調査のひとつでは、国産鶏肉で9.563.8%、輸入鶏肉で13.617.0%(注3)からサルモネラ属菌が検出されています。また、サルモネラ属菌が陽性の鶏肉について、検疫所は確実に加

熱加工されることを輸入者に確認しています。

これらの対応については、今後のブラジル政府からの情報、輸入時の検査の結果等により、必要に応じ見直すこととしています。

(注1)食肉についてはサルモネラ属菌の検査、食肉製品についてはサルモネラ属菌、大腸菌群などの食肉製品の成分規格検査。

(注2)平成29 年5月30 12:00 時点

(注3)「食品健康影響評価のためのリスクプロファイル~鶏肉におけるサルモネラ属菌~」2012 年1月食品安全委員会

(参考)「ブラジル産鶏肉等の取扱いについて」(平成29 年3月21 日)

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000155988.pdf

(参考)「ブラジル産鶏肉等の取扱いについて」(平成29 年3月24 日)

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000156531.pdf

★鶏の生食が危険な二つの理由

【毎日新聞2017528谷口恭 / 太融寺町谷口医院院長

抗菌薬の過剰使用を考える【13

牛レバーを生食用に販売、提供することが禁止されたのは20127月ですからはや5年が経過しようとしています。ことのきっかけは北陸のチェーン店の焼き肉屋(現在は廃業)で、2011年に起きた集団食中毒です。この事件で5人の幼い命が犠牲となりました。

厚生労働省による牛レバーの生食禁止の決定には反対意見も多く、肉の生食は日本の食文化だ、という声は今も根強くあります。ですが、法を犯してまで食べる人はそういません。そこで12年以降、肉の生食を好む人たちは牛肉を諦める代わりに、鶏肉や豚肉、あるいは鹿やイノシシなどのいわゆるジビエの刺し身などを求めるようになったと言われています。これらは大変危険な食べ方であり、さまざまな感染症のリスク要因となります。

今回は鶏の刺し身やタタキで感染することが多い細菌「カンピロバクター」に焦点を当て、なぜこの細菌が危険なのかを見ていきましょう。まずは症例の紹介です。

 

「しんどいけど、薬で治るなら食べたい」

【症例】30代男性Xさん

ある年の秋、腹痛、下痢、高熱を訴えて、太融寺町谷口医院を受診されたXさん。問診から、受診の4日前に鶏の刺し身を食べたことが分かりました。細菌性腸炎と考えられたため、抗菌薬を投与すると同時に便培養検査を実施。その4日後にカンピロバクターが検出されました。再診時、症状は大きく軽減しており、Xさんには、私から鶏の生食が危険であることを説明しました。

その2年後、Xさんがまったく同じ症状で受診されました。「4日前に鶏のタタキを食べた。カンピロバクターだと思う」と自己申告。なんでも、2年前の高熱と腹痛は確かに苦しかったものの、抗菌薬が劇的に効いたことで「腹痛はイヤだけどすぐに治るのなら、鶏の刺し身やタタキを食べたい」と考えたとか。

2年前と同様に抗菌薬を処方し、培養検査を行ったところ、“予想通り”カンピロバクターが検出されました。

さて、Xさんのこの考え、あなたはどう思いますか。感染症にかかっても薬を飲んで数日間で治るなら、それくらいのリスクを背負ってもおいしい鶏の刺し身やタタキに舌鼓を打つ、と考える人もいるかもしれません。ですが、「治る」という前提が崩れたとしたらどうでしょうか。

ギラン・バレー症候群の原因となるカンピロバクター

以前、この連載の「ジカ熱拡大【後編】感染防止のカギと合併症」で「ギラン・バレー症候群」を少し紹介しました。ギラン・バレー症候群とは、何らかの細菌やウイルスに感染した後、全身の神経が障害され、手足が不自由となり、さらに重症化すると人工呼吸器が必要になることもある疾患で、09年に他界した大原麗子さんが長年患っていたことがよく知られています。

このような神経症状が生じるのは感染した後に体内でつくられる「抗体」が原因です。抗体が、敵ではなく自分の神経を攻撃するというのが、この病気の発症のメカニズムです。

ギラン・バレー症候群はジカウイルスもその原因になりますが、原因の病原体として最も多いのがカンピロバクターです。もちろん、カンピロバクターに感染した人全員が発症するわけではなく、ごく一部の人に限られます。では、どのような人が「ごく一部の人」に“選ばれる”のでしょうか。

感染の繰り返しが、ギラン・バレーのリスクを上げる可能性

きちんとしたデータを見たことはありませんが、おそらく「カンピロバクターに複数回感染した人」ではないか、というのが私の臨床経験に基づく意見です。

一般に免疫能というのは、その病原体にさらされればさらされるほど上昇します。そして免疫能が上昇しすぎて「異常な状態」になったとき、攻撃の矛先は自己に向かいます。

例えば、薬を「敵」とみなして異常なアレルギー反応が起こる「薬疹」は、初めてその薬を飲んだ時には起こらずに2回目以降の服用で発症します。スギ花粉症は、長年スギ花粉を浴び続け一定の曝露量を超えたときに発症します。ということは、カンピロバクターが原因のギラン・バレー症候群は、複数回感染したときにリスクが上昇するということになります。

これだけでも、カンピロバクターの感染は予防すべきことであり、つまり鶏の生食には注意しなければならないのですが、もう一つ重大な理由があります。それは、この連載で繰り返しテーマにしている「薬剤耐性菌」を生む危険性があるからです。

抗菌薬が効かないカンピロバクターが誕生

17227日、世界保健機関(WHO)は「最も重要な薬剤耐性菌12種」を発表しました(注)。そのうちの一つがカンピロバクター、正確には「ニューキノロン耐性カンピロバクター」です。「難敵耐性菌を制圧した英国の“王道”政策」の回で解説したように、ニューキノロン系抗菌薬は、カンピロバクターを含むグラム陰性菌に「よく効きます」。しかし、数年後に同じような文章を書く機会があれば「よく効いていました」としなければならないかもしれません。

カンピロバクターを治療することができるのはニューキノロン系抗菌薬だけではなく、マクロライド系の抗菌薬も比較的よく効きます。ですが、ニューキノロン系抗菌薬は激しい下痢をもたらす多くの細菌に高い効果があるため、カンピロバクターを疑いつつ、他の細菌が原因の可能性もある場合には、第一選択薬に選ばれることが多いのです。細菌培養検査の結果が出るまでに数日はかかります。臨床医としては、目の前の苦しんでいる患者さんをそれまで待たせるわけにはいかないのです。

腹痛と下痢で医療機関を受診したとき、処方する薬を決めるのは医師です。ですから、適切な診断と処方は医師の力量にかかっているわけで、患者さんにはできることがないと考える人もいるでしょう。しかし、あなたにもできることはあります。それは、常日ごろから抗菌薬を求めない、ということです。

「抗菌薬を使えばいい」という考えは後に自分に牙をむく

これまでも紹介してきましたが、「(風邪をひいたから)抗生物質(抗生剤)をください」と言う人は今でも多数います。その“人気ぶり”には、抗生剤を「更生剤」または「厚生剤」と書くと勘違いして、「とにかく良い薬」だと思い込んでいるのかな?と疑いたくなることすらあります。もちろん患者さんが希望したからといって不要な抗菌薬を処方するようなことはしませんが、前述の「難敵耐性菌を制圧した……」の回の「注4」で書いたように、「患者が抗菌薬の処方を期待していると医師が感じると、実際に処方する可能性が高くなる」という報告もあります。

確かにカンピロバクターには(今のところ)抗菌薬が効きます。しかし感染の可能性を承知で鶏を生食し、発症したら抗菌薬をもらえばいいや……と、考える人が増えてしまうと、薬剤耐性菌の猛威はさらに増し、そう考えていた人たち自身の健康を脅かすことになるでしょう。

話を戻しましょう。医師が抗菌薬の選択に悩む前に、そしてあなたが下痢と腹痛で医療機関を受診する前に気を付けるべきこと。それは「鶏の生食に注意する」ことに他なりません。

×   ×   ×

注:「最も重要な薬剤耐性菌12種」とは次のものです。

【対策優先度=緊急…3種類】カルバペネム耐性アシネトバクター(・バウマニ)▽カルバペネム耐性緑膿菌▽カルバペネム耐性ESBL産生腸内細菌科細菌

【対策優先度=高…6種類】バンコマイシン耐性腸球菌(エンテロコッカス・フェシウム)▽メチシリン耐性バンコマイシン低度耐性黄色ブドウ球菌▽クラリスロマイシン耐性ヘリコバクター・ピロリ菌▽ニューキノロン耐性カンピロバクター▽ニューキノロン耐性サルモネラ▽セファロスポリン耐性ニューキノロン(フルオロキノロン)耐性淋菌

【対策優先度=中…3種類】ペニシリン非感受性肺炎球菌▽アンピシリン耐性インフルエンザ菌▽ニューキノロン耐性赤痢菌

WHOの発表はこちらに、より分かりやすいものとしては、米CNNサイトの解説(英文)があります(いずれもニューキノロンはフルオロキノロン=fluoroquinoloneと表記されています)。

★教会の食事で集団食中毒か 8人死亡、200人近く入院 インド

AFPBB News 2017531 1259分】

AFP=時事】インド北東部メガラヤ(Meghalaya)州で、キリスト教の教会で食事をした信者らが食中毒とみられる症状を訴え、子ども7人を含む少なくとも8人が死亡、200人近くが病院で治療を受けている。一部は重体。地元警察が30日発表した。

 集団食中毒が発生したとみられるのは、同州リボイ(Ri-Bhoi)県ノンキャ(Nongkya)村の教会。28日、ミサが終わった後に信者2000人近くに食事を提供したところ、うち数百人がライスや豚肉を食べた後に嘔吐(おうと)し、腹痛を訴えた。

 当局は、食事が腐っていたのではないかとみている。

 AFPの取材に応じた地元警察幹部によると、食事の一部は検査機関に送られ、本件について調査を開始することも指示されている。

 メガラヤはインドでは数少ない、キリスト教徒が多数を占める州の一つ。

【翻訳編集】AFPBB News

★「民泊」解禁法案が衆院通過 全国で可能に

【日経新聞201761日】

 住宅に旅行者を有料で泊める民泊を全国で解禁する住宅宿泊事業法案が1日午後の衆院本会議で、与党と民進党、日本維新の会などの賛成多数で可決した。家主に都道府県への届け出を、仲介業者に観光庁への登録をそれぞれ義務付け、誰でも民泊を営めるようにする。参院での審議を経て今国会で成立する見通し。早ければ2018年1月にも施行する。

 民泊は急増する訪日外国人の受け皿になっているが、近隣トラブルなどの問題が相次ぎルール作りが課題になっていた。通常は家主が許可を得ずに有料で繰り返し宿泊客を受け入れると旅館業法に違反する。国家戦略特区の制度を使って一部の自治体で旅館業法の適用が除外されているが、これを全国的に解禁する。

 法案では営業日数は年間180日以内と定め、自治体が条例で日数を短縮できる規定も盛り込んだ。届け出を怠るなど法令に違反すると業務停止命令や事業廃止命令を受け、従わない場合は6カ月以下の懲役または100万円以下の罰金が科される。

2017年5月26日 (金)

2017年5月26日号-2PDF版

「2017.5.26号-2.pdf」をダウンロード

5月26日までの情報を加えました。

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